今日はエンジン周りはジェネレータやオイルランプ、ニュートラルスイッチなどの結線。と思ってたら、本日のあら!?が発生。エンジンの左底面にあるニュートラルスイッチが壊れた。
エンジン始動 (CB750セミレストア)
CB750のセミレストアもいよいよ最終整備。
フロントブレーキのフルードを入れてエア抜き
CB750の場合、ブレーキライン上に圧力によるブレーキランプのスイッチがある。
ブレーキフルードを入れて圧力がかからないと動作しないが、これも無事動作確認完了。
続いてエンジンオイルを入れる
ドライサンプ式のため、サイドカバー内のオイルタンクにエンジンオイルを入れて、少しエンジンを回した後に再びエンジンオイルを継ぎ足して量を調整する必要がある。
そこでまずは一応レベルゲージ中央あたりまで入れておく。
今回は添加剤も入れてみた。
最後にガソリンタンクの取り付け
K6(と思われる)の輸出仕様(と思われる)の新品のタンクである。
タンクを購入した当時はK4のタンクと思っていたのだが、どうも違っていたのかも。
グラフィックパターンはK4以降のもの。
ただ、サファイアブルー色はCB750フレーム番号/エンジン番号と塗色で調べた限りではK6の時からのものではないかと思う。
輸出仕様ではないかと思う根拠は・・
ガソリンのON/OFF、リザーブを切り替えるコックがタンクの左側にあること。
雑誌類を見る限り、このコックはK0からずっと右側についているようで、K6の写真をみても右側。
国内仕様は右側が定位らしい。
買った時についていたタンクのコックも右側。
とすれば、コックが左側のあるのは輸出仕様かと推測しているのだが。
後年にタンクのコックは右側に変更したとも考えられないではないが、CB750最後のK6でも国内仕様のものは右側コックで発売されており、生産終了後に型を変更してまでタンクを作り直したとは考えにくい。
ということで、輸出仕様はCB750の発売の早い時期から右コックの型で作られていたのではないかと推測しているのだが・・
あくまで「推測」。これ以上の調査能力はありません。
・・海外のHPのCB750の写真をつぶさに見ていけばわかると思うが。
(CB750シリーズの本当の最後のK7はタンクの燃料を入れるキャップの部分からして形状が変わっている。)
コックは左側がいいのか、右側がいいのか
走行中にガソリンがなくなって切り替えをするとき、コックが右側にあるとスロットルから手を離さなくちゃいけないので不便といえば不便でもある。
ガソリンがなくなりかけてエンジンがボソボソといい始めたら、コックが左にあればアクセルは持てるので少しでも速度を維持できるが、右手で操作するとなるとアクセルを放した途端に一気に速度が落ちる・・
まぁ、左側がいいでしょう。
ん、K0からずっとコックが右側についている理由は?
いよいよ緊張のエンジン始動
セルボタンを恐る恐るチョンと押してみるが...反応なし。
アラ!?
再度押してみるが...アラ!?
先日のテストの時は動いたんだけど。
と、いうことでテスターを持ち出して調べるが特に異常なし。
充電器を取り出して接続してみるとどうやらバッテリーが重症みたいである。
もともとハーネスがショートしたらしくてバッテリーがおかしくなったのが今回のハーネス取り替え:セミレストアのきっかけだったのであるが。
しばらく充電してみるが、メインスイッチONで電圧が降下する。
交換が必要かもしれない。
ただ、セルボタンをチョンと押してみるとセルは何とか回るようになったみたいだ。
さぁ、今度こそエンジン始動である。
とりあえず、キックを10回ほど軽く踏んでオイルを回して、セルを2~3回回してみるとあっさりエンジンがかかってしまった。
かからなきゃ、かからないで困ってしまうが、こんなにあっさりかかってしまうと拍子抜け。
これまでしばらくエンジンをかけてないと始動にかなりてこずっていたのであるがハーネス交換の効果か!?
エンジンも暖まってきたところでアイドリングの回転数をちょっと上げようとするが..
ガソリンのコックが邪魔になってアジャスティングのスクリューが回しにくいのなんの。
気になる点
これでセミレストアはほぼ終了であるが、気になる点が2つ。
- 2000rpmから上は非常にスムーズで排気音も満足なのだが、やはりアイドリング付近のガラガラ音が気になる。
(もっとも今回はそのあたりは何もいじっていないので直っていなくて当然なんだけど) - K4以降の速度警告灯はステアリングステム上にあるのであえてトップブリッジをK0のものに変更してメーター間に移動することはしなかったが・・ずっと点きっぱなし。
スピードウォーニングユニットの導通はサービスニュアルのとおりに調べたが異常はなかった。
メーター内のセンサー回路がおかしいのか?
まぁ心のブレーキ用として点きっぱなしでもいいけど。
あとは小物をつけて全てのネジの締め忘れをチェックすれば試運転に出られそうだ。