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ベアボーンキット DeskMini 310の組み立て(その1)

ベアボーンキット eskMini 310


娘のノートパソコンのHDDを交換したが、故障の時を考え、予備機が欲しくなった模様。

爺としては買っては上げられないが、何かお手伝いしましょう。


希望としては、

  • デカいデスクトップ型はいらない
  • 当然ながら、今のノートPCより性能が良くて安いこと

の2点。

 

ネットみたり音楽聴いたりするのもほとんどスマホでやってる。
「デスクトップPCはディスクの増設などでき拡張性がある。」などと勧めてもイラナイの一言で終わってしまった・・

まぁ、「デスクトップ型はいらない」という時点で選択肢はほぼノートPCしかなくなるのだが。

ウ~ム、まぁ、アタイのPCじゃないので・・・

 

要件としては・・
ワコムの液晶タブレットを使うのだが、これはメインのディスプレイではなく絵を描くための物として使っている。
従って、メインのディスプレイとタブレット用の2系統のビデオ出力があることが必要。

現在使っているNECのノートパソコン・LaVie PC-LL750TSWはHDMIの出力があるので本体のモニタと併せて2系統出力ができる。

つまり、これと同等以上が必須条件。

 

ただ、ノートPCを選んでいるとき、一応手元にあったASRock DeskMini 110を見せ、

  • これならモニタの後ろに設置できるのであまり場所取らない
  • デスクトップ用のCPUが使えるのでノートPCより高性能のものができる

などと勧めたら興味を示した。

もちろん、興味をしめしたのは、モニタの後ろに設置できるところと、CPUなんてどうでもよくて、「省スペース性」と「高性能」というキーワードが気に入ったみたい。

そんなもんでしょうねぇ。

ちなみに、DeskMiniにするとパーツの選択、組み立てなど爺の仕事が増えるだけで、爺には何のメリットもない。
イヤ、人の金でパソコン組み立てて遊べるというのは立派なメリットかな?

まぁ、娘からすればノートPCで良いって言ってるのにムリに他のを勧める押し売りと同じじゃが。

DeskMiniは「DisplayPort」「HDMI」「D-Sub」の3つのビデオ出力があり、2系統の同時出力ができるので、メインのモニタと液晶タブレットの同時接続という最低限の希望もクリアできる・・はず。

 

ASRockのベアボーンキット DeskMini 310

(写真上) ということで、「ASRock DeskMini 310」お買い上げ。

蛇足ながら、「DeskMini A300」はAMDのプロセッサーに対応しているのに対して、「DeskMini 310」はIntelプロセッサー対応。

組み立て

DeskMini 310 マザーボート

(写真上) ケースからマザーボードトレイを引っ張り出すとこんな感じ

基本的には最低限のパーツとして、CPU、メモリ、ハードディスクをセットすれば動く。

・・もちろん、OS、キーボード、マウスなども必要だが。

そんなことを考えるとパソコン組み立てに興味がない人は・・ノートパソコンを買うのが一番簡単かな?とも思う。

CPU

「DeskMini 310」は、Intelプロセッサー第9/8世代(Max. TDP 65W)に対応している。

サポートしているCPUは・・
メーカーの一覧表を見ると最上位はi9-9900(R0)。

ウ~ム、価格的にみて、娘の要求「安く」という観点から没。

次に一覧に載っているのはi7-8700(U0)。

価格的にもこれくらいならトータルでノートPCより安く上がる。
しかも、サポート一覧から見ると上位から2番目のCPU。
娘の要求「高性能」を満たすとなるとこれかな。

 

CPUはi7-8700を選択

(写真上) ということで、CPUはi7-8700を選択

 

CPUをセット

(写真上) CPUをセットし・・・

 

CPUクーラーをセット

(写真上) ファンを取り付けて、配線のコネクタをマザーボードに接続

リテールのファンにはグリスがプレコートされているので特にグリスを購入する必要はない。

増設USBポート

DeskMini 310は、フロントにUSB 3.1 Gen1 Type-A ポート、USB 3.1 Gen1 Type-C ポートの2つのUSBポートがある。
リアにはUSB 3.1 Gen1 とUSB 2.0 の2つ。

まぁ、十分といえば十分であるが、マザーボードには未接続のUSB2のピンヘッダ―があり、筐体の上部にはUSBポートを取り付けられる場所がある。

ならば、有効に利用しましょう。

純正?のものも販売されているようであるが、商品レビューを見ると筐体内への収まりがよいとは言えないようだ。

価格的には以前組み立てたDeskMini 110のときに使用した変換名人の「増設USBポート PCIB-USB2/2FL」に比べてちょっとお高め。

PCIB-USB2/2FLはデスクトップPCの筐体にセットするものなので、ケーブル長があり、DeskMiniのような小さい筐体に押し込むのはちょっとキツく、こちらも収まりが悪い。

しかし、DeskMini 110の時は一応問題なく取り付けられてる。

どっちにしても収まりが悪いのならお安いのが良いでしょう。

 

増設USBポート PCIB-USB2/2FL

(写真上) ということで、変換名人の「増設USBポート PCIB-USB2/2FL」を使用

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増設USB設置場所

(写真上) 増設USBのポートを設置する場所はケースの前部の上蓋のようになっている部分を手で折り取って穴をあける

 

USBポートの増設場所の蓋を取り外す

(写真上) 蓋となっている部分を取り外した状態

当然折り取った部分は多少めくれたりするが、すでに塗装されているケースなのでよほど折り取った部分が鋭利になってケガの恐れがない限りヤスリがけ等はいらない・・とアタイは思う。

 

増設USBポート PCIB-USB2/2FL

(写真上) こちらは、取り付けるUSB増設ポート

ブラケットにはナベビスで取り付けられているが、アタイはあまり出っ張らないよう別にサラネジを用意した。

PCIB-USB2/2FLのネジ穴のピッチはDeskMini310の筐体のピッチにぴったりあう。

 

増設USB取り付け完了

(写真上) 増設USBポートをブラケットから外して、筐体にネジ止め

筐体にのネジ穴の部分はザグリがしてある訳ではないのでサラネジは少し浮いた感じになる。

ただ、ナベビスの出っ張りに比べたらマシだと思う。

ここのサラネジはユニクロではなくステンのものにすれば手触りもいいので多少出っ張っていてもひっかき傷等もできにくい・・かも。

 

ケーブル固定用のリング

(写真上) 今回はケーブルをケース内部に固定するのに・・・製品名は知らないリング状のクリップを用意した

ひねって固定するもので、昔は秋葉原の電気街などでしか見かけたことがなかったが、今は100均で手に入る。

金属の線にビニールを巻いて作られている、いわゆる「ねじりっこ」を使う手もあるが、狭い場所に押し込むマザーボードには電子パーツが一杯。

ショート防止のため樹脂製のものが良いでしょうな。

余談だが、昔秋葉で買っていたのは全体が丸い形状の樹脂を曲げて作らていた感じだが、今100均で買えるものは平べったい感じになっている。お安く作れるのかな?

 

ケーブル固定用のリングを筐体に引っかけ

(写真上) ケーブル固定用のリングは筐体内部にある別のケーブルのフックに引っかける

 

筐体に引っかけたリングにケーブルを固定

(写真上) そのリングに増設ポートのケーブルを束ね、リングをひねって固定

メモリ

メモリはDDR4 SO-DIMMで2スロットあり、最大32GB。

アタイのWindows10で使用している8台?くらいあるデスクトップPCはだいたい8GB。

VM上でlinux動かしたしても、まぁまぁの感じで動いてて特に不都合は感じない。

娘の漫画や絵を描くソフトCLIP STUDIOも8GBのノートPCで十分動いている。

まぁ、お安く組み上げるという点ではメモリは8GBで十分か。

 

メモリ取り付け

(写真上) ということで、メモリはCFD/D4N2666PS-8G [SODIMM DDR4 PC4-21300 8GB]

ノートPCなどに使われる形状のもの。

 

メモリ取り付け

(写真上) マニュアルによればメモリを1枚のみつける時のスロットは指定されていなかった

ならば、セオリーどおりCPUに近い方が吉。

ここまでの費用

=2019年7月1日時点=

DeskMini 310/B/BB/JP ¥17,367
Core i7 8700 BOX ¥35,975
増設USBポート
PCIB-USB2/2FL
¥865
メモリ
CFD/D4N2666PS-8G
[SODIMM DDR4 PC4-21300 8GB]
¥3,857

 

続きは・・

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