PICマイコンのプログラムを開発中。
MPLAB X IDEでコーディング、コンパイルし、MPLAB X IDEやMPLAB X IPEでPICkit 3を使ってPICマイコンに書き込むという流れ。MPLAB X IDE/IPEをV5.25にアップデートしたらPICkit 3接続時に電力不足のエラーになるようになった。
Nゲージレイアウト用制御盤 (その11) 周回駅部分のアナウンス制御盤
Nゲージ固定式レイアウトの下部(脚部)を周回する部分。
常時見える手前側は高架駅、回り込まないと見えない反対側はTOMIXの複線トラス鉄橋4連とする予定。
今回は高架駅のアナウンス制御盤、駅前の交通信号の制御盤、それぞれの機能を実現するPICマイコン類の取り付け。
今回取り付ける制御盤。
アクリル板にレーザープリンターで印刷したシールを貼り付け、スイッチ類を取り付けた。
この制御盤が制御する機能は3種。
- 1つ目は駅のアナウンス
- 2つ目は駅前の交通信号機
- 3つ目は照明
それぞれの基盤とスピーカー、電源をベニヤ板に取り付けた。
駅のアナウンス用のスピーカーは2個、交通信号機用のスピーカーは1個。
電源は壊れた外付けハードディスクから抽出したもの。
交通信号機
信号機自体は「Nゲージレイアウト用(交通)信号機の製作」ですでに作成済。
車用と歩行者用の信号が2組。
今回作った交通信号機は、「PIC16F866」でLEDの点灯制御、音の再生制御を行い、「dsPIC33FJ64GP802」で音を再生する。
「PIC16F866」での点灯制御
車用3色と歩行者用2色の信号機2組、合計10個のLEDの点灯制御を行う。
車用の青の時間(インターバル)は可変抵抗で変更できるようにしてみた。
音は「カッコー/ピヨピヨ」の擬音式と「故郷の空/通りゃんせ」のメロディー式を切り替えることができる。
また、音量調整と音のON/OFFも可能。
これらのスイッチ類を制御盤に取り付けた。
信号機用のLEDが正しく点灯できることを確認するためのモニター用LEDも制御盤に取り付けている。
「dsPIC33FJ64GP802」での音の制御
SDカードに記録した「カッコー/ピヨピヨ」「故郷の空/通りゃんせ」のWAVファイルを「PIC16F866」からの制御で再生する。
ここでは通信機能等は使用せず、単にポートのON/OFFで制御している。
音はモノラルで1つのスピーカーから出力している。
駅アナウンス
「接近」「通過」「到着」「出発」の4種のアナウンスを上り線用と下り線用、合計8個の押しボタン(タクトスイッチ)で再生する。
「PIC24FJ64GA002」はSDカードから指定されたmp3ファイルを読み込み、mp3デコーダ「VS1011」に送信してmp3ファイルの再生を行う。
一応、2つのスピーカーに出力してステレオ再生もできる。
レイアウト上にセンサーを設置して列車が近づくと自動的にアナウンスを再生・・させると片側3.6mのレイアウトでも上り下りの2列車を走らせていると常に駅のアナウンスが流れている状態になりそう。
ということで、自動的にアナウンスする機能はなし。
照明
周回部全体の照明は「レイアウト周回部の照明」があるが、駅舎内、ホームなどの照明用に「PIC16F866」でLEDの点灯制御を行うモジュールを組み込んだ。
ダイナミック点灯で最大64個のLEDを同時に点灯できる。
64個となるとやはり個々の明るさは暗くなるが、駅舎内やホームがやたら明るくてもねぇ。
これを点灯させるときは周回部全体の照明をかなり暗くすると雰囲気がでる・・予定。
取り付け
周回部の床板の底に今回作成した基盤を取り付けた。
制御盤を取り付けるとこんな感じ。
取り付け完了
天板上のメインのレイアウトを見るときは椅子に座って、下の周回部を見るときは床に座って。