鉄道模型のレイアウトを作ろうと思っている部屋にPICマイコンのプログラムを作成したり、レイアウトで流す音の音源編集等々のためにパソコンを持ち込んだ。作業中に流すBGMは映像付きものがいいし、スピーカーも卓上形のものよりちょっと大きめのものを。ならば、使わなくなったモニターでデュアルモニターにして。ウ~ム、場所をとる。そうだ、モニターは縦に並べよう。
P6T WS ProfessionalをWake on LAN (WoL)で起動
現在、パソコンを1階と2階で使っているが、問題となるのがメールフォルダなど共有したいデータがあること。
これまでは、玄箱、LANTankを使っていたが、電源のスイッチを入れ忘れてて1階と2階をいったりきたり。
続いて使ってみたのがLinkStation。PCが起動するとLinkStationも起動する連動機能を使ったが、LinkStatioが複数台あると余分なLinkStationも電源が入る。
最近ではパソコンの使用用途を分けて使うようにしているのだが、それでも、やはり別のPCのデータが必要になることがある。
そこで、WoLを試してみることにした。
これまでも新しいPCを導入するたびに試していたのだが、確実に起動できるということがなかった。
起動したいPCは、1階、2階ともにP6T WS Professional、OSはWindows7。
まずは、BIOSの設定。
・Suspend Mode
→ S3 Only
・APM Configurationの中にあるPower On By PCIE Devices
→ Enabled
(当初オンボードNICがPCIかPCIEのどちらに接続されているのかわからなかったのでPower On By PCI Devices、Power On By PCIE DevicesともにEnabledにしてみたが、デバイスマネージャーを見るとRealtek PCIe GBE Family Controllerとなっていた。)
続いて、Windows上での設定。
・デバイスマネージャ → ネットワークアダプター →Realtek PCIe GBE Family Controllerのプロパティ画面を開き、詳細設定のタブでWake on Magic Packetを有効にする。
同じく電源管理のタブで「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」「Magic Packetでのみ、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスにチェックする。
(P6T WS ProfessionalのオンボードNICは2つあるので、2つとも同じ設定にしておいた。)
・コマンドプロンプトが「ipconfig /all」でMACアドレスを調べる。
(上記、Realtek PCIe GBE Family Controllerのプロパティ画面の詳細設定タブのネットワークアドレス欄にも表示されているが、念のため..
ちなみに、私んちでは、2つのNICはチーミングで使用。)
いよいよ、テスト。
magic packetを送出するフリーソフトはたくさんある模様。
とあるソフトを一つ選んでインストールし、MACアドレスを登録して、いざ起動!!
…できなかった。
BIOSやら、Windowsの設定をいくら見直してもだめ。
今回もやっぱWoLはダメかぁとあきらめかけたが、magic packetを送出するソフトを変更してみた。
「Wake up On Lan tool(WOL) Version 1.93」
これで、試したところうまく起動できた。その後も問題なし。確実に起動できるようになった。
さて、起動した他の階にあるPCの終了は、リモートデスクトップでログインし、そこでシャットダウンさせる。
ただし、リモートデスクトップでログインしているときは、スタートボタンを押してもシャットダウンの項目はない。
そこで、「Ctrl + Alt + End」キーを押してログイン画面を表示させると、右下にシャットダウンさせるためのボタンがひっそりと。
(Ctrl + Alt + Deleteキーでログイン画面を表示させると、自分自身のパソコンの電源が切れます…)
これで、1階と2階を行き来しなくても大丈夫。