マイクロソフトのHPの記事に、Windows 10 デジタル ライセンスに関する記事が出ていた。マザーボードの交換など、ハードウェアを後で大幅に変更した場合でねライセンス認証が簡単に行えるそうだ。ほぼ壊れているPCにインストールしているWindows7 Professionalのライセンスで試してみようかな・・
ASRock H110M-HDV
ASRock H110M-HDV
パーツ | 製品名等 |
ケース | KEIAN KT-MB103 |
マザー ボード チップセット |
ASRock H110M-HDV Intel H110 |
CPU | Intel Core i3 Processor 6100T (4M Cache,3.20GHz) FCLGA1151 TDP 35W |
メモリ | DDR4 2133 4GB×2 |
内蔵グラフィック | Intel HD グラフィックス 510/530 D-Sub、DVI-D、HDMI |
SSD | SSDNow V300 Series 120G (SV300S37A/120G) |
省電力のPCを作ろう
=2016年4月=
2016年に入って動画をmp4などにエンコードしてみようとCore i7 920やらPentium4 3G Prescott、Pentium4 3.20G Northwoodなどの古いCPUのパソコンを高負荷のまま2~3週間くらい使っていたら、パソコンの消費電力増加によって我が家の電気使用量がドド~ンと増えた。
そこで古いCPUのパソコンは予備機として引退させ、筐体内に内蔵していたハードディスクも常時必要がないものについては外付けのUSBケースに入れて必要時のみ電源を入れるなどの節電対策を実施。
消費電力の高いCPUを搭載した3台のPCを引退させ、代替機はCore i7 4790とCore i5 4460の2台にした。
諸事情からもう1台軽いファイルサーバー等の処理を省電力で行えるデスクトップ型が欲しかったので作ったのがこれ。
消費電力の少ないCPUということで探した。
TDP 35WのIntel Core i3 Processor 6100T。
マザーボードはi3 6100Tが使え、PCI-exスロット、HDMIがある中で廉価なもの・・で探したらASRock H110M-HDVが目についた。
ASRockのものは我が家では4個目。
マザーボードのシェアでは2位らしいし、比較的安価なラインナップがあり、今までこれといったトラブルもなかった。
2月になけなしの小遣いはたいて2台のPCを作ったばかりなので、ケースも電源付きの最廉価品を、と探し、KEIANのKT-MB103にした。
KT-MB103のスペックはこんな感じ。
5.25インチベイ×1、3.5インチベイ×1、2.5インチベイ×1となっている。
組み立て
5インチの光学ドライブ、3.5インチのHDD、2.5インチのOS用のSSDを付けたいのだが、2.5インチの機器を取り付ける場所がケースに見つからん・・
5インチベイのとなりはネジ穴なども無い。
しかも取り付けると電源の上になり、隙間は少ししかない。
まぁ、2.5インチの機器なら入らないこともないが。
結束バンドが何本かついていたが・・まさかこれを穴に通して止める訳でもあるまい・・
ケースをよ~く見たら、両サイドの部分、立てらせたら上下になる排気穴と思われる部分にネジ穴らしきものがあった。
ここに2.5インチのSSDを置いてみたら、ちゃんと穴の位置が合った。
メデタシ、メデタシ。
でも、これって、「ベイ」と呼べるものなのだろうか?
頭の大きいネジをつけて、ケースを立てらすと床に傷がつくので要注意。
このケースにはファンがついていなかった。
まぁ、電源付きで5,260円なんだから、しょうがないか。
2.5インチの機器を取り付けた反対側のサイド、立てらすと上になる部分にはケースファンが取り付けられるようだ。
H81M-HDSのマザー、Core i5 4460のCPUで作ったPCに使ったINWIN(インウィン)のIW-BL672というケースに付属していたファンはPWMファンではなく、マザーボードのコネクタから何の制御もなしに電源を取るもので、常時最高回転で結構やかましかった。
そのため「GELID 静音PWMファン Silent PWM 80mm」というのを買ってケースファンを交換。
それと同じファンを取り付けた。
ちょっとせせこましい。
空気の流れが排気方向となるように取り付け。
フロント側にある電源の上部にも穴が開いてる。PWMで回転制御もできるので軽負荷での使用時は回転数も低いこともあいまって静か。
ちなみに、USBは3.0と2.0が一つずつ。
その後方は電源部の排気口。
まぁ、この面が排気口にもなっているので、少し間を空けて置いてね・・という意味もあってジャック類の端子があってもいいとは思うが。
以前購入した他のケースにもこの面にUSBコネクタ、スピーカー、マイクのジャックがあるものがあった。
個人的な感想としては・・コネクタに差し込むと上下、左右方向など側面に出っ張ってしまうタイプのものは非常に使いづらい。
一般的にUSBケーブル、スピーカーのプラグなどはL型ではないのでケーブルが急角度にまがらないようにすると側面から数センチは間をあける必要がある。
抜き差しするならさらに1~2センチは余裕を持たせていなくてはならない。
結局背面のUSBコネクタに延長用のケーブルをつなぎ、それを前面に出して使っていた。
ケースから出っ張るケーブル類はケースの前後方向にないと見た目にも違和感を感じる・・というのは私だけ?
安いケースが気になって
以前組み立てたINWINのケースIW-BL672と、今回組み立てたKT-MB103を比べてみた。
左:今回のKT-MB103(5,260円で購入)
右:以前のIW-BL672(12,960円で購入)
電源の配置が異なる。
IW-BL672はCPUファン部分に「エアフローを整える」という謳い文句のカバーが付いていたが、マザーボード上のCPUの配置によっては使えない。ASRock H81M-HDSでは使えなかった。
KT-MB103はケースファンが付いていないので別途購入してつけた。
やっぱ、TDPの低いCPUでもファンで排気しないとケース内に熱が蓄積されると思う。
この写真は、
左:以前のIW-BL672
右:今回のKT-MB103
KT-MB103の上面にはケースファンを取り付けたが、ネジ止めではなくゴムでつけたので角がでっぱっちゃいました。
ケース自体の塗膜は好みの問題だろうけど・・どちらかというとIW-BL672の方が多少上品ぽいか。
・・私はどちらかと言えば下品な人間?正しい判定かどうかは分かりません。
左:IW-BL672
右:KT-MB103
フロントからの景観も好みの問題。
お好きな方をということになるが。
IW-BL672も高価なケースではないが、このケース1つで、右のKT-MB103なら2個買えます。
右のは安いだけあって、やっぱ・・安っぽいか。
IW-BL672の方は排気穴にナイロンのメッシュ付き。
KT-MB103の方は穴だけ。
ちなみに、IW-BL672の方がずっしり重い。
鉄板の厚さ、フロントベイ部の機構の違いによる部品点数の差などだろう。
低価格ながら、少しでも堅牢な作りで共振なども避けたいというならIW-BL672、部品が動かないように固定できればケースの役割は十分と考えるならさらに低価格なKT-MB103か。
消費電力
マザー:ASRock H110M-HDV、SSD:1台、HDD:1台、OS:Windows10の出来上がり時にアイドル状態の消費電力は26Wだった。
(コンセント形のワットメーターで測定)
結構な省電力。
雑感
作ってからほぼ1ヶ月が経過したが、その間ずっと電源投入状態で休み無く稼動中。
トラブルも一切なし。
市場ではやはりi3の人気は低いようだが、PCI-exなどの拡張スロットが必要でノートPCは不向き、宅内の軽負荷のファイルサーバー等として軽負荷のものを省電力で常時稼動させたいなどのニーズであればデスクトップ向けマザーボードとi3 6100TはもってこいのおすすめCPUだと思う。
我が家ではVMを動かしたい、ビデオ録画した動画をエンコードしたいなど負荷がかかる処理をするためにi7、i5のPCも導入している。
ただ、エンコードしたい動画もなくなってきたので、省エネPCばかりでも良い気がするが。
音楽聴いたり、ネットやネット動画をみたりするだけならi3で十分と思う今日この頃。
いや、それらの用途と軽負荷のファイルサーバー等の用途だけならi3でももったいないくらい。
特に軽負荷のファイルサーバー等の用途だけであれば、ラズベリーパイ3でも十分かもしれない。