固定式レイアウトと制御盤を接続するフィーダー、I2C用の配線等々の接続はワンタッチで脱着できるものとしているが、その数は10本以上。固定式レイアウトとはいえ、多少の移動はできるようにしてあるが、実際に移動するときにこの配線が邪魔になりそう。・・作り変えじゃ。
Nゲージレイアウトの埃除け(その3)・・完了
固定式のNゲージレイアウトの天敵・埃。
その対策として、 レイアウト全体をアクリル板で囲ってしまおうというスタンスで工作中。
いよいよレイアウトのメイン部分を設置する台枠天板上の囲い込み。
支柱
レイアウトのメイン部分を設置する台枠の天板の大きさは1300mm×3600mm。
そこをすべてアクリル板で囲ってしまう。
アルミの角材、コの字型のアングルで支柱を作り、そこにアクリル板を置く。
支柱の高さは400mmとした。
今回、このアクリル板で囲まれたレイアウトの中に入るストラクチャーで一番大きなものは扇形の機関庫になると思う。
支柱の寸法(高さ)は、実際に中にストラクチャーを置いてみないと、狭苦しく感じるのか、無駄に天井が高く感じるのかイメージできない。
が、それ以前に一番気になるが、コ・ス・ト。
レイアウト全体を覆うだけのアクリル板、結構高価なものになりそう。
当然市販されている規格サイズのアクリル板をカットしてもらうので、どのサイズのものを何枚購入して、どのようにカットしてもらうかを決めていかなければならない。
無駄な端材がでず、且つ価格が安くなるサイズのアクリル板を必要最低限の枚数で。
当然、その中では妥協すべき点も出てくる。
結果として決まったのが支柱の高さは400mm。
実際にアクリル板で囲った中にストラクチャーを入れた時点で「ウ~ム、こりゃ~どうだか?」ということになるかも知れないが。
まぁ、出たとこ勝負じゃ。
前面の支柱と後面の支柱の間にはアルミのコの字型のチャンネルを上に開いた形でセット。
天井となるアクリル板の端にL型のアルミアングルを取り付け、この溝の部分にアルミアングルが入るようにして滑らせながら取り外しができるようにする。
このコの字型のアルミのチャンネルは支柱の中空の角材から引き抜くことができる。
また、支柱自体もベースから引き抜くことができる。
アクリルカバーなしでレイアウトを見たいときに柱が邪魔にならないようにするために。
支柱の角材にはI型のアルミを接着剤で接着。
I型のアルミの溝に前面のアクリル板を差し込む。
写真ではベージュに写っているが、これはアクリル表面を保護している紙。
レイアウトが完成した暁にはやっと剥がされて透明のアクリル板がのぞくことになる・・が、時期は不明。
両端にアクリル板を差し込んだところ。
天板の部分。
アクリル板の大きさは1300mm×900mm×t2mm。
周囲は10mmのアルミアングルをネジと両面テープで取り付けている。
レイアウトの内側になる面。
2本のコの字型のチャンネルを入れて補強した。
1300mm×900mm×t2mmのアクリルを水平に置くと間違いなくシナるだろう。
かといって、t3mmにすると重量が増す。
アクリル板の比重は1.19(約1.2)、ということなので、アクリル板の重さは
縦cmx横cmx厚みcmx1.2=重量(g)。
t2mmの場合は約2.8kg。
t3mmの場合は約4.2kg。
t3mmとした場合は1.4kg重くなる。
天板は4枚なので、t2mmだと11.2kgが、t3mmだと16.8kgと5.6kgの増加。
問題はt3mmでも1300mm×900mmのサイズの板を平べったく置いたとき、どの程度シナるのか。
このサイズのアクリル板は買ったことがないので不明。
買ってシナることが分かって補強が必要になるのなら、最初からt2mmの板にして補強しといた方がいいかなぁ、というシロートの浅はかな?判断でt2mmにした。
いずれにしてもt2mmの場合、補強は必要。
そこで、上の写真のようにアルミのチャネル2本で補強したのであった。
結果としては・・完全にシナらないわけではない。
ただし、たわみがひどすぎてもっと補強が必要、というほどではないかなという感じ。
支柱に取り付けたコの字型のアルミのチャンネルのレールに、このアクリルの天板に取り付けたアルミのアングル(写真の右側の欠き取りがあるアングル)を差し込み、ス~っと滑らせて向こう側まで閉じていく。
突き当たる部分はL型のアングル(写真の左側のアングル)を取り付けてアクリルの補強とストッパー代わりにした。
こちらは、天板の手前になる部分。
こっちにはコの字型のアルミのチャンネルを取り付けてアクリルの補強。
天板を滑らせて、向こう側に届いたら、手前を少し持ち上げてコの字の部分に前面のアクリル板にはめ込む。
これは、少しでも密閉できるようにということと、ずれ防止のため。
で、1枚目の天板を取り付け。
どうだろう。
t2mmでもさほどシナっていないように見える。
続いて2枚目。
2枚の天板の真ん中の支柱はこれで天板2枚分の荷重を受けたことになる。
しかし、特にグラつくこともなさそう。
これでグラついたら地震の時、天板が落ちてレイアウト直撃と思って心配したのだが、なんとかなりそう。
内側から見たところ。
多少たわみはあるが、あまりひどいものとは感じない。
支柱のところは結構ガタガタに見えるが、実はいろんなパーツが少しずつはみ出すことでストッパー代わりになるようにとあえてずらしている。
完成
レイアウトの左側の部分。
レイアウトの右側の部分。
これで、最上段の左右の側面にアクリル板を取り付ければ完成。
ただし、それはレイアウトの板の上に取り付けることになるので現時点では取り付けられない。
台枠のキャスターも重量に耐えて十分機能し、レイアウトの移動もできた。
フローリングに傷は・・まだついていないと・・思う(^^;
パノラマで撮ったレイアウト全景。
最上段のアクリルの天板の数は4枚、支柱は5本。
左側に見えるのが制御盤、右側はパソコン。
パノラマモードではなく、フツーに写すと部屋はこんな感じになっている。
反対側。
思うに
・・京間の6畳分の部屋の半分以上を使ってしまった。
・・アクリル板は縦の面の分もあるので6畳分以上も使ってしまった。
ここまでの費用
一番のベースとなったは、30mm×30mmの鉄の黒いアングル。
キャスターをつけたり、アルミのアングルでいろんな部分を作ったり、アクリル板で全体を囲ったり・・
当初はある程度かかった費用をメモしていたが、出費が10万円近くなったあたりからメモするたびに・・一部屋つぶしてこんな枠作っていいんだろうか、しかも10万円もかけていいのだろうかという自責の念が。
ということで、恐ろしくなって費用のメモは破棄した(^^;
いまさら引き返せないし(^^;
ちなみに、アルミのアングル等はホームセンターによってかなりの価格差があるみたい。
交通費も加味しなくちゃならんだろうけど、こういった素材の安い店は日ごろから探しておく必要がありますな。
また、コの字型のレイアウトのうち、出っ張りとなる追加部分のレイアウトの埃除けとなるアクリル板も購入済み。
さらには、まだ未着手であるが木製の帆船「1/80 カティーサーク・ザ・キング」もアクリルケースを作って収納しようと思い、今回はそのアクリル板も購入しといた。
これも、費用高騰の要因か?それとも微々たるものだったのか?
もう、これ以上アクリル板は一生購入しません。たぶん。