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Nゲージレイアウトの埃除け(その1)

周回部分を囲うアクリル板


固定式のNゲージレイアウトの天敵といえば、埃。

以前作った半固定のレイアウトは母子怪獣が壊した部分も数多かったが、埃を祓うときに壊した部分も多々あった。

今回はちゃんと埃除け対策をしよう。

布のカバーをかけたり、アクリル板で全体を囲ったりと方法はいくつかあると思うが・・


布のカバーは、その素材によってはそこから布くずがでたり、取り外し時にカバーに積もった埃がレイアウトに落ちたり。

一番の問題はカバーをかけたり外したりするときにレイアウトに触れたりして壊す危険が。

特に今回のレイアウトは1300mm×3600mmとちょっと大きめ。
レイアウトに触れずにかけたり外したりするのはちょっと困難かも。

一方、アクリル板は常時レイアウトを覆ったままにできて、その状態でいつでもレイアウトを見ることも可能。

ただし、大きな面を囲もうとするとアクリル板も大きくなり、たわみがないようにするにはある程度の板厚が必要になる。
結果として重さが増したりするので、アクリル板を固定する柱類の強度も必要になる。

一番の問題は・・コスト。
布に比べれば何倍ものコストがかかる。

とはいえ、今回作るレイアウトは最後のものになると思うので、多少コストはかかるがアクリル板にしとこう

レイアウト上段の埃除け

メインの台枠の天板上にレイアウトを作るので、アクリル板はその上・・つまり、柱が必要になる。
あまり太い柱を立てると当然景観は悪くなるし、細いとアクリルの重さに耐えられない。

また、軽くしようとして板厚が薄いアクリルにするとシナるのが心配。
かといって板厚を厚くすると1300×3600mm分もあるのでアクリル自体の重さも重くなる・・
柱も太くするのが必須で、その重量も増す。
当然、板厚の厚いアクリル板は価格も増す。

まぁ、どこで妥協するか難しいところですな。

結論として・・
アクリルが多少シナって見栄えも悪くなるかも知れないが、ちょっと薄めと思われる2mm厚のアクリル板にすることにした。
・・・我が家は博物館ではなく、大勢の人に公開する予定もないし。

 

支柱の心棒

アクリル板を取り付ける支柱はレイアウトから取り外しができるようにした。

支柱自体はアルミの10mm角の棒で、中空のもの。

レイアウトに心棒を取り付けておき、ここにアルミの角棒の支柱を抜き差しできる構造にする。

 

柱を取り付けるポール

(写真上) 心棒は6mmの六角ボルトにいくつかのナットとスプリングワッシャを交互に締め付けた状態の物

 

柱を取り付けるポール

(写真上) それをヤスリでヤスって10mm角の支柱の棒の中に入るように加工

 

上部のカバーを取り付けるアルミアングル

(写真上) レイアウトの台枠自体は30mmの黒いアングル

縁になる部分、アクリル板を置く部分は多少でも見栄えがよくなるようにアルミの素材を使用することにした。

L型のアルミのアングルをベースの黒色のアングルに先ほど加工した心棒で固定。
この心棒にアルミの角棒の柱を差し込む。
柱はここで脱着可能。

 

上部のカバーを取り付けるアルミアングル

(写真上) 心棒に柱となるアルミの角棒を差し込んだ状態

まぁ、角棒は手作業で切ってるんでピタッと直角がでるのは難しいですなぁ・・
フライス盤出してまで直角に削るのは面倒。 (^^;
些細なこととは言え、面倒がってるんじゃぁ、いいものができるわけない。
が、これはホームユース、博物館じゃないのでOK、OK。
・・という言い訳があちこちにでてきます。(^^;

 

L型のアルミのアングルの上端にはU字のアルミチャンネルをネジ止めした。

このアルミチャンネルは、側面になるアクリル板を設置するレールとなる。

 

上部のカバーを取り付けるアルミアングル

レイアウト下段・周回部分の埃除け

メイン台枠を周回する下段にあたる部分にもアクリル板のカバーをする。

天板からは少し奥まったところに位置する。

アクリル板の下側の入る部分は下段の床板にレールとなるU字のアルミチャンネルを取り付けている。

 

下段のカバーを取り付けるアルミアングル

(写真上) アクリル板の上側を固定するのはL型のアルミアングル

これを台枠の黒色のアングルに固定する。

アクリル板は、1枚の大きさが幅900mm×高さ340mmで厚みは2mm。
4枚のアクリル板で前面を覆うことになる。

レイアウトの向こう側の面も同じく4枚のアクリル板で覆う。

アクリル板は取り外しが可能でないと車両が脱線しても復旧できないし、レールの掃除もできなくなる。
従って、アクリル板は容易に取り外せるようにしておく必要がある。

 

周回部分を囲うアクリル板

(写真上) アクリル板は部屋のスペースの関係から、横に引き抜くことは困難

また、レールから上に少し持ち上げて外すには、指を入れる隙間ができるように多少横にスライドさせる必要がある。
この時、アクリル板の境目に位置する柱となる部分はどのようにするか・・

んなことを考え、

  • 下段のレールにアクリル板を差し込んで、上端をL型のアングルにペタッと貼り付ける感じでセット
  • 手前に倒すことで取り外す

という感じにした。

当然、そのままではアクリル板は倒れ込んでくるので、何らかの方法で上端を固定する必要がある。

 

アクリル板をクリップするモール

(写真上) これには樹脂製のU字形のモールを使用することにした

 

アクリル板をモールでクリップ

(写真上) L型のアングルとそれに立てかけたアクリル板をU字形のモールでクリップする

前面を覆うアクリル板は4枚。
当然つなぎ目には隙間ができる。

が、アクリル板を突き合せただけでは見た目は悪そう。
気持ち的にはあまり隙間は作りたくない。

 

アクリル同士のつなぎ目に置くI型チャネル

(写真上) ということで、アクリル同士のつなぎ目にはI型のアルミチャネルを置くことにした

 

周回部分を囲うアクリル板

(写真上) アクリル板を少し離した場所にセットし、横にずらしてI型のアルミチャネルを2枚のアクリル板の間に差し込む

I型のアルミチャネルはどこかに固定するというものではなく、2枚のアクリル板で挟んでいるだけの状態。

 

 


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