機関車のランボードのようなものは軟鋼板を曲げて作るが、手作業では曲げることはできない。もちろん一枚物を曲げなくてもネジ止めや溶接などで組み合わせてもできるだろうが。 このプレスは、幅630mm × 高さ10
FL260E ミニ卓上旋盤
FL260E ミニ卓上旋盤 (寿貿易) | |
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トップスライド(刃物台)とデジタルメータ | |
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クロススライドとトップスライドにはオプションのデジタル目盛りをつけてみた。写真の右に写っている水色っぽいものがトップスライドのデジタル目盛りで、トップスライドの上方に出っ張っている。..で、トップスライドを移動させていくとデジタル目盛りが心押台にぶつかる。 ならばと、バイトをオーバーハングして取り付けてといっても6mm角のバイトの全長は数センチ。 たいしてオーバーハングできない。 せっかく小物の加工と割り切ろうとしているんだけど小物には心押し台は使えないということになるのだろうか!?。 トップスライドが横に長すぎ。でもってデジタルメータ分厚すぎ。 デジタル目盛りを取り外して普通のメータに戻すことはできるのだろうか!? この機種にはオプションで把握能力が30mmの固定振止と25mmの移動振止があるから、30mm以下ならば振止、それ以上なら心押し台と使い分ける必要があるみたい。 チャックの把握能力や心押し台の使える範囲などを考えながら加工の段取りを考える時間がかなりかかりそうではある。 |
心押し台のテーパ | |
車輪に車軸の穴をあけたりリーマを通す場合、心押し台にドリルやリーマをつけて加工することになる。このクラスの旋盤では10mmのドリルをつかむことができるチャックがついている。大きめのチャックでも13mmが限度であるからそれ以上の径がある刃物はつかめないことになる。 車輪の軸穴といっても3.5インチの蒸気機関車の動輪の場合は十数ミリ以上となる。 となると10mm程度の穴をあけて中ぐりバイトで穴をひろげて行き、仕上げのリーマはチャックでつかむことができるチャッキングリーマを探すことになるが、なかなか適当な物が見つからない。 チャッキングリーマの他には大型の旋盤等で使用されているようなマシンリーマがある。 これはリーマ自体が直接心押し台に取り付けられるように柄の部分がモールステーパ(MT)になっているもので、MT1やMT2のものが市販されている。 この機種の心押し台もMT2だから..とはいってもこのクラスに使用されているものはテーパ部が50mm程度のショートタイプ。片やマシンリーマなどは大型機械用にできていてテーパ部は100mmほどあるため使えない。 こんなことを考えていると機械を選ぶ際にはオプションでそろえられる工具がどの程度あるかも重要な選択肢だと言える。 ミニSLの部品加工以外にも、バイクのパーツ加工にも使用でき、趣味の範囲も広がるかも。 |