自分が所有した車「トヨタ 86」のプラモデルをドドドッと集めたが、2021年実車はすでにモデルチェンジして2代目GR86になっていた。モデルチェンジながらフォルムは初代86から大きく変わったものではなかった。こりゃ、こっちのプラモデルもストックしておこう。で、倉庫入りの前に簡単な製品レビューを残しておこう。
トヨタ 2000GT (前期型) (ハセガワ 1/24)
1/24 ヒストリックカーシリーズ No.1
トヨタ 2000GT (前期型 1967年)
株式会社 ハセガワ
2008年購入 購入時価格 ¥2,500
トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、1967年(昭和42年)から1970年(昭和45年)にかけて生産されたスポーツカー。
1967年公開の映画「007は二度死ぬ」のボンドカーとしてオープンカー仕様車が登場したのは有名な話。
発売時の価格は238万円。
2000年頃の価値観で換算すると1500万円から2000万円くらいの感覚だったらしい。
ちなみに・・ ’63年に発売されたホンダの軽トラT360が34万円くらいだったらしい。
軽トラといっても水冷4ストローク直列4気筒DOHC 354ccというツインカムの軽トラだが。
7倍の価格差ということになる。
現在のホンダのスポーツタイプの軽S660が、βタイプで198万円(2018年現在)。
これを7倍するとざっくり1400万円。
価格差という観点ではべらぼうに高かったというものではなさそうだ。
ただ、生活水準からみて当時の人が趣味性の高い車に1500万円もの大金をはたく・・気にはならなかったでしょうなぁ。
・・万博を見に大阪に行くだけで「すご~い」という時代だったし。
赤字生産だったよう。全生産台数は330台強とかなり少ない。
1969年8月にマイナーチェンジが行われており、これを境に前期型と後期型に分けられる。
外見上では、フォグランプとフォグランプリムが小型化されてグリルと直線的に一体化されたり、リアサイドリフレクターの形状が変更されて大型になっているなどの違いがある。
このキットは前期型。
パッケージの上面はチラッと見た感じでは写真と思ったのだが、よく見ると絵。上手いですな。
倉庫に入れる前に簡単な製品レビューを備忘録がわりのこのHPに残しておこう。
パッケージ
パッケージの側面には組み立てた模型の側面と運転席の写真が載っている。
キット構成
キットの構成はこんな感じ。
部品点数は86点とのこと。
ハセガワの模型、パッケージやらHPに結構部品点数を載せていることが多い。
ただ、他のメーカーで載せているところはあまりないので、同じようなスケール、同じようなジャンルの模型として他のメーカーのと比べて、部品点数の数で作りやすさがどうのこうのとか、ディテールがどうのこうのとか比較はできないのだが。
ホイール、フロントグリル、ワイパー等はメッキパーツ。
高嶺の花のスポーツカー、やはり運転席にも興味がある人が多いのか2000GTの運転席の写真などは結構雑誌に載っていることが多い。
このパッケージにも組み立て完成品の運転席の写真があるし。
目を引くのは木目調のインパネ。
このキットでほ木目調のインパネはデカールで表現。
シャーシ、シート等のパーツは黒色で成形されている。
写真に写っている白いパーツにフロントグリルをくっつけてシャーシに取り付ける。
一番重要な曲面で構成された2000GTのボディ。
とは言っても実物を見たことがないのでよく再現できているのかどうかは・・
わからん(^^;
ボンネットは何点かの部分でボディにくっついているタイプ。
スミ入れしなくていい = 失敗が少ない
・・か?
組み立て説明書。
実車に関する説明と使用する塗料の一覧がある。
実車の前期型の色は、
- ペガサスホワイト
- ソーラーレッド
- サンダーシルバーメタリック
の3色のようだ。
よく雑誌などで見かける白いのがペガサスホワイト。
このパッケージにある組み立て例はサンダーシルバーメタリックのようだ。
とはいえ、サンダーシルバーメタリックはあまり写真でもお目にかかれないので色調がわからない。
作るとしたら、オーソドックスにペガサスホワイトかな。
でも、ペガサスホワイトって何と何を調合するの?
全長:175mm
全幅:67mm