3Dプロッタ「MODELA」のMDX-20でケミカルウッドを削り、それをシリコンゴムで形どりし、レジンで成形。やはり気泡による穴などの問題がある。
RCトラック(スカニア R620)の組み立て・・その13
タミヤの1/14 大型ラジコントラック「スカニア R620」の製作(組み立て)。
組み立て説明書にある工程は全部で51工程。
今回は「19 ギヤシャフトA」「20 ギヤシャフトB」。
工程19 「ギヤシャフトA」
ギヤシャフトAの組み立て説明図。
ギヤシャフトAの組み立てで使用するパーツ。
金属製のシャフトと金属、樹脂製のギヤ類とEリング。
シャフトに指定された順番にギヤを組み込んでいく。
シャフトから外れたり、ずれたりしないように位置を固定するのはEリング。
ギヤシャフトAの完成状態。
工程20 「ギヤシャフトB」
ギヤシャフトBの組み立て説明図。
ギヤシャフトBの組み立てで使用するパーツ。
金属製のシャフトと樹脂製のギヤ類とEリング。
また、ここでは軸受としてメタル部品を使用するようになっているが、サードパーティ製のベアリングセットを購入しているので、それに交換。
交換するベアリングはオプションナンバーワン(Option No.1)というところのスカニアR620用ボールベアリングセット BS-R620。
「ベアリングに変更しないでください」
組み立て説明書に従って組み立てようとしたら、MD12 1260メタルは「ベアリングに変更しないでください。」と記載されていた。
欄外にはオプションパーツにMD12 1260の変更パーツとして「OP.65 1260 ラバーシールベアリング2個セット」というのがあると記載されている。
「ベアリングに変更しないでください。」という記載は誤記なのか?
他にMD12 1260メタルは37Tプラギヤの所で使用されていた。
組み立て説明20の図中のMD12 1260メタルは4箇所。
サードパーティのボールベアリングセット BS-R620に入っている1260ベアリングは全部で4個。
スカニア R620の組み立て説明書を最後まで見てみたが、他にMD12 1260メタルを使用している箇所は(たぶん)ない。
つまり、ここで4個使用することが前提でセットされているようだ。
ちなみに、「ベアリングに変更しないでください。」という指示があるJ7というパーツは「RCトラック(スカニア R620)の組み立て・・その12」で組み立てたシフトロッドの銀色のパーツ・シフトフォークが摺動するプーリー。
ネットで調べてみたが、どうも些細なことなのか理由は分からなかった。
説明書の誤記かと思いつつ、どうも不安になって、パーツを仮組してみたら・・
ああ、もしかして・・。
ということで、理由は後で述べることにして。
ひとまず、組み立てに戻る
結局、ここは説明書の「ベアリングに変更しないでください。」に従って1260ベアリングには変更せず、製品添付のMD12 1260メタルを使用した。
このMD12 1260メタルを組み込んだプーリーの側面は出っ張りとなっており、ギヤの側面に入り込むようになっている。
ギヤを指定された順序でシャフトに通しながら、Eリングで止めていく。
組み立てが完了したギヤシャフトB。
ベアリングに変更してはいけない理由は・・
「ベアリングに変更しないでください。」と書かれたJ9というパーツは、ギヤチェンジするためのシフトロッドが外側にはまる部品。
で、シフトロッドに引きずられてシャフト上を左右に動くようになっている。
ギヤ側に移動し、J9パーツの側面にある出っ張りがギヤ内部に入り込んでいる状態。
J9パーツがギヤ側から離れた位置に移動している状態。
という感じで摺動する。
思うに、このJ9パーツはシャフト上を左右に移動するのだが、軸上を摺動しながら移動するものには通常ベアリングは使用しない。
ベアリングの内輪、または外輪が左右に移動したら、ベアリング内部にあるボールは「内輪についていくんかい?、外輪についていくんかい?」と困ってしまうから・・
力がかかる場所では壊れてしまう。
また、そもそもベアリングの外輪、内輪は圧入などもできるよう固い素材の金属でできている。
摺動する箇所に使用するメタルは合金などで軸側より柔らかい素材として軸を傷つけないようにしている。
固い素材のベアリングの内輪がシャフト上を摺動していたらシャフトの方が摩耗して段差がついてしまう場合もある。
なので、ここはベアリングに変更しない・・たぶん。
じゃ、オプションのベアリングセットに1260ベアリングが4個入っていた理由は?
後の工程で使用箇所がでてくるのか、やはりここで変更するものだったのか・・わからん。
ということで、「変更しようか、変更しまいか」と悩んだ方は・・
ご自分で考えてみてください (^^;