手順をメモしたファイルやログファイルなども散乱して結局役に立たず、事前にテストした結果と違ってしまうことが多々発生する。やはり、緊張感があった方がよいのかも。と、いいつつ手順メモなどを管理しやすいようPukiWikiを入れてみた。
iTunesがアップデートできない・・未解決->解決
iTunesがアップデートできない。
さて、どうしようか・・・
初期インストール後、これまで何度かアップデートできていたiTunesがアップデートできなくなった。
- 現在のiTunes:12.7.2.60
- アップデートモジュール:12.7.3.46
- OSはWindows 10 Pro(64bit版) バージョン:1709 OSビルド:16299.192
アップデートの通知によりアップデートを実行したが。
iTunesはアップデートを自動で確認する設定にしており、iTunes起動時に新しいバージョンがあれば通知がポップアップする。
1台目のPC
新しいバージョンがあるのを知った1台目のPCでは即アップデートを実行。 特に問題なくアップデートできた。
このPCのOSはWindows 10 Home(64bit版)。
2台目のPC
2台目のPCでもiTunesを起動したら新しいバージョンのポップアップ通知が出たので、そのまま更新を実行。
「このWindowsインストーラパッケージには問題があります。このインストールを完了するのに必要なプログラムを実行できませんでした。サポート担当またはパッケージのベンダに問い合わせてください。」というダイアログが表示された。
インストーラパッケージには問題があります
ということは、ダウンロードが失敗かな?
インストールに使用したのはiTunesが自動でダウンロードしてきたファイルだったので、iTunesのダウンロードサイトからモジュールをダウンロードしてみた。
それで再度実行してみたが、結果は同じだった。
_| ̄|○ ガクッ
どうしよう・・
念のため、現在のiTunesのバージョンをもう一度確認してみる。
12.7.2.60
そんな古いものではなく、直近のものみたいだけど。
セオリー通りに・・
インストール失敗時にセオリーと言われているものを試してみた。
ウイルスソフト等を停止してみる
・・インストールできなかった。
ちなみに、1台目のPCもこの2台目のPCも同じウイルス対策ソフトで、ウイルス定義パターンも最新の同じものだった。
iTunes Remote等ネットワーク越しの機能を持っているだろうから、念のためファイアウォールも停止。
常駐ソフト等を停止してみる
といってもRealtek HDオーディオマネージャー、インテル・ラピッド・ストレージ~、インテル・グラフィックの設定の3種のマザーボード付属のソフト。
簡単に停止できるのはインテル・グラフィックの設定くらいだったので、それは停止。
Windows Defenderを覗いてみてもファイアウォールはウイルスソフトに向かっているのですでに停止済み。
他はOneDrive、マウスのホイールでボリュームを調整するものの2個のみ。これも停止。
これでインストールを実行してみたが、失敗。
Windowsのモジュールを最新にしてみる
これは頻繁に確認している。
最終確認日時も「今日、~」となっているが、念のため「更新ブログラムのチェック」を実行してみる。
これでもインストールできず。
ちなみに、どこで失敗しているかというと。
インストーラを起動するとゴチャゴチャ何かやってる。
まだまだ進む。
インストールできることが確認できたらしく、ようこそ画面表示。
右下にアップデートモジュールのバージョンが12.7.3.46と表示され、x64となっていることから、64bitバージョンで間違いはなさそう。
このあと、ショートカットをデスクトップに追加するかとか、既定のプレーヤーとするかといったインストールオプションの設定画面がでる。
で、インストール開始後、少し経つとエラーのダイアログが開いてオシマイ。
インストールオプションでiTunesは既定のプレーヤーにしていないが、これが気に入らないのかと思い3種あるオプションをすべてチェックしてiTunesの要求どおり?にしてインストールしてみたがダメ。
インストール済のモジュールの修復を試みる
現在インストールされているモジュールに問題がないのか確認するため、Windowsの「アプリと機能」で修復を試みてみる。
「アプリと機能」の中のiTunesを選び、「変更」をクリック する。
この段階では決してアンインストールはしない。
「iTunesを修復または削除」のダイアログが開いたら、 「修復する」をチェックし、「次へ」。
決して削除はチェックしない。
いきなり「iTunesをアンインストール中」というダイアログが出てきてしまった。
ウォ~!!間違ったか!!
どうしよう!!
と思ったら、引き続いてインストールが始まった。
一安心。
修復の方法はAPによっていろいろあるようで、iTunesの場合、インストール用のモジュールを保持しているのか、一旦アンインストールが走った後、再度インストールが走るようだ。
あ~、ビックラこいた・・
ここで、自分で「削除」した場合、新しいモジュールがインストールできなければiTunesがインストールできない状態になります。
古いバージョンでもセキュリティ上の問題がないバージョンであれば動けばいいので削除はしない方がよろしいかと。
アプリに任せて自動で更新しているとインストールモジュールは残りません。また、サイトによっては古いモジュールのダウンロードができなくなっている場合も。
ということで、たまには手動でダウンロードして保管しておくのもいいかも。
修復完了後にインストールを実行してみたが、失敗。
_| ̄|○ ガクッ
管理者権限でインストール
すでにインストールしている場所に上書きインストールなので、フォルダ等に変な権限はついていないと思うが・・
エクスプローラでインストールファイルを右クリックしてコンテキストメニューを開き、「管理者として実行」を選択してインストールしてみる。
これでもかッの失敗。
互換性のトラブルシューティング
エクスプローラでインストールファイルを右クリックしてコンテキストメニューを開き、「互換性のトラブルシューティング」を選択。
「推奨設定を使用する」を選択してトラブルシューティングを実行。
「プログラムのテスト」をクリック。
iTunesのインストーラが走り、エラーで終了。
「問題は解決しましたか?」と問われるので、 「いいえ、この問題をMicrosoftに報告し、オンラインで解決策を確認します」を選択。
互換性のないプログラムと表示されていた。
「トラブルシューティングが完了しました」というダイアログの中の「見つかった問題」には
互換性のないプログラム
ただし、今回はちがうので実行はパス。
互換性のないプログラム
「互換性のないプログラム」という文言が正しければ、ダウンロードしたインストールファイルは壊れていないはずだが、念のため、3台目のPCで確認。
3台目のPCで確認
3台目のPCにもすでにiTunes Ver12.7.2.60がインストール済。
これを起動するとこちらもアップデートモジュールがあると通知されたが、そこでのインストールはキャンセル。
ダウンロード済みのインストールファイルでインストールしてみた。
こちらはOSはWindows 10 Homeの64bit版。
ウイルスソフトの停止等も不要ですんなりアップデートできた。
互換性のないプログラム?
現時点で、インストールできたのはWindows10 Homeの64bit版のPCが2台。
インストール失敗はWindows10 Proの64bit版のPCが1台。
互換がないというのはHomeとProの違いか?
4台目のPCで確認
ならば、もう1台のWindows10 Proの64bit版のPCを起動。
・・何台PCもっとるんじゃ・・
4台目のPCにもすでにiTunes Ver12.7.2.60がインストール済。
appleさん、iTunes無料なんで4台も入れてます・・もっと入れてたりして(^^;
ダウンロード済みのインストールファイルでインストールしてみたら・・
無事インストールが終了した。
4台目のPCのOSは?
エラーとなっているPCと成功した4台目のPCのOSは、両方とも同じで
Windwos 10 Pro バージョン:1709 OSビルド:16299.192
共にwindowsのアップデートは最新まで済。
ウイルス対策ソフトも同じ。パターンも同じ。
マザーボード/CPUは違うので常駐モジュールには多少差異はあるが・・あまり関係なさそう。
イベントは?
ちなみに、イベントビューアで見てもエラー時のダイアログに出ていたものと同じ内容のみ・・か、と思ったが・・
その他に、イベントID:11721として「 操作: SoftwareUpdate_UnregServer, 場所: C:\Program Files (x86)\Apple Software Update\SoftwareUpdate.exe, コマンド: /UnregServer 」と記録されていた。
後で確認したが、このフォルダやファイルは見当たらなかった。
インストール途中で作成し、失敗した時のロールバックで削除されたものだろうか・・
また、「コマンド: /UnregServer」となっている。
Unreg・・レジストリから何か削除しようとしてエラーとなっているのか?
既存のバージョンのアンインストールがクリーンに実行できれば再インストール可能なのだろうか?
・・わからん・・
結論としては・・未解決
エラーメッセージには「パッケージのベンダに問い合わせてください。」とありました。
Appleさん、なんとかしてちょうだい。
まぁ、次のバージョンで様子見てから考えましょうか。
いずれにしても、古いモジュールは持っていないので「アンインストールしてからクリーンインストール」は失敗すると再インストールできなくなる・・危なそう。
いつもオンラインで直更新ではなく、古いモジュールもダウンロードして大切に保存しましょう。というのが教訓か。
追記
Windowsの復元ポイントを作成して現在のiTunesを削除して、新しいバージョンをインストールしてみた。
・・結果は同じ。インストールできなかった。
_| ̄|○ ガクッ
復元ポイントまで戻して現在のバージョンのiTunesを起動してみたら・・起動しなかった。
「アプリと機能」にはちゃんとiTunesは表示されていたので、そこで「変更」をクリックして実行。
ちゃんと元に戻った。
が、このPCでは今回リリースされたiTunesはインストールできないのは確定。
次期のバージョンはどうなるんだろうか。
=2018年3月 解決=
iTunesのVer12.7.4がリリースされたようだ。
Windows 10にも更新があった。
ということで、再度更新してみた。
・・・・結果は同じで、インストールできなかった。
イベントログ等の内容も同じだった。
_| ̄|○ ガクッ
インストール時のオプションには「iTunesおよびその他のAppleソフトウェアを自動更新」というのがある。
前回はそのオプションを有効にしたり、無効にしたりして試したのだが、いずれもダメだった。
今回はひとまず有効にしていたが、前回と違って、何やらいろんなメッセージを出しながらインストールが進んでいたようなので、大丈夫かと思って見ていたのだが。
そこで、Windowsの「アプリと機能」で確認してみると、
- Apple Application Support(32ビット)
- Apple Application Support(64ビット)
- Apple Software Update
などが、今日の日付で追加されていた。
前回のインストール時には「ソフトウェアを自動更新」のオプションを付けていても、付けていなくてもこれらはインストールされていなかった。(Windowsの「アプリと機能」には載っていなかった)
今回はメニューにも「Apple Software Update」が表示されていたので、試しにこれを起動してみたら・・パラメータが違うという感じのメッセージが出た。
そこで、これら今日の日付で追加されていたAppleのソフトウェアをアンインストール。
(Apple~という「Apple」の文字列で始まるAPのみアンインストールし、「iTunes」自体はアンインストールしていない。)
その後、iTunesのインストールを試してみると・・
お~、インストールできた!!
推測になるが・・
どうやら前回のインストール時には、「Apple Software Update」関連のプログラムが
Windowsの「アプリと機能」には表示されないが、アンインストールされきっていない状態で残っていたのではなかろうか。
それが、今回のiTunesのインストール時にはAPが動くまで正しくインストールはできなかったが「アプリと機能」には表示されるようになった。
そのため、Windowsの「アプリと機能」から正しくアンインストールすることができた。
邪魔者「Apple Software Update」関連のプログラムがアンインストールされたので、今回のiTunesのインストールパッケージが動作することができた。
という感じではなかろうか。