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GSX1100S 2号機 購入顛末記

GSX1100S


1999年3月

永遠の恋人?「カタナ」
乗り易さ、所有感などトータルバランスではXJRは最高である。
しかし、カタナを手放して4ヶ月余り。その間にカタナにモデルチェンジや絶版の噂が流れてる。
カタナには常に絶版の噂がつきまとっているのだが、単なる噂としても気になる。
 
20年近くそのスタイルを崩さなかったカタナがモデルチェンジするとしたらどのようなものになるのだろう?また、パワーユニットは?
私ももう40歳。バリバリに走るマシンにはもう乗れない。そう、前傾姿勢のバイクは今が最終チャンスなのだ。
 
そんなことを考えながらスズキのショップを覗くと、250ccと400ccのカタナは製造中止、1100ccのカタナは継続販売されると店長が語る。もう、残された時間はない。いまの内に再びカタナに乗っておかなければという気持ちになる。 ..単なる買い物好きなだけか?(^^;
 
ただし、今回はXJRを手放す気にはなれない。1~2ヶ月置き場所を探し、結果、今のバイクの横に置くことで決着。
さあ、次はバイク探しだ。
赤/銀ツートン塗装のカタナを求めて
「カタナは銀にかぎる」という意見もある。個人的にもバイクは銀が好きで、先代のカタナが「銀」、XJRもすべて「銀」と銀ずくめ。ただ、今回は少し嗜好を変えて赤/銀にしてみようか..
 
カタナの場合、’94以降に発売された国内仕様のSRはすべて銀。となると’84以降から’92に発売された物しかない。’87年には一旦生産中止になってることから台数にも限りがある。
 
先日近くのバイク屋で見かけたものは非常に程度は良かったが、1週間後にはすでに売れていた。とりあえず、雑誌を見て赤/銀のカタナがある店に電話をしてみたがどこも売り切れ。(客寄せにすでに売却済みのバイクをいつまでも広告に出し続ける店もあるようなことも聞いた)
近所を回ってもない。ということで上野のバイク街に出かけてみた。結局1台見かけたが、程度の割に法外に高い(@_@;)
 
また、上野の近くでもう1台発見!
ただ、フレームの塗装がすれて、いたるところ地肌がのぞいていた。ガソリンタンクの取り付けねじの所などにはひび割れが..86年式となるとこんなものか..
 
他にはカスタムしたものが何点か雑誌に載っていたが、やはりどんな人がどこまでいじったか気になるし、そのカスタムがバイクに似合ってるかどうかも疑問だ。やはり、フルノーマルが欲しい。
となるともう絶望。
  

フルパワーカタナを求めて

前回のカタナはキャブの調子がイマイチだった。ただ、不調の部分を差し引いてもお世辞にもパワフルなマシンとは言えない。国内仕様のカタナは輸出仕様から点火装置、ジェットニードル、エアクリーナーボックス、マフラーなどが変更され、パワーが落とされている。
そのせいか、2,500rpmから3,000rpmあたりにトルクの谷はあるし回転はバラつくし、常用域に大変不満が残る。
 
となれば、フルパワーのものが欲しい。フルパワーで程度がよいのは’90年のアニバーサリーモデル。
これも何点か雑誌に載っていたのでとりあえず1台実物を見に行くことに。
 
たしかに、この手のモデルはオーナーも大切に乗っているし、9年目ということで程度もまぁ納得か。
走行距離も少なく、2~3年乗って保存していたものらしい。保存していたことを裏付けるように、前後のタイヤにはヒビが..
 
価格は、税金まで入れて69万円、その他にタイヤの交換費用が必要だ。74~75万円というところか.. ウ~ム、新車で一番安い所は税込みで88万円くらい。いかにフルパワー、新車価格が120万円だったとはいえ、あと15万円出せば新車が買える。
私がプレミアムコレクターだったら購入したかも知れないが、結局、没ということに...
( 内心は、プレミア品がほしい(^^ゞ
 

国内新車か国内中古か

赤/銀カタナもフルパワーカタナも程度がいいもの、程度に見合う価格のものがない。
となると国内仕様のSRを選ばざるを得ない。ただ、手放してから1年もたたない内に再び同じバイクの新車を手にするのはどうも気が進まない。なにしろ、少し手を加えたくなるような性能のマシンなのだから..
 
そこで、これも雑誌で見かけたSRの中古の実物を見に行く。
平成9年7月登録、走行距離4300km強。車検が4ヶ月ほど残っている。
雨に打たれてフロントのブレーキディスクが錆びている。ただし、これは磨けば綺麗になるだろう。
タンクの上部には何か物を落としたらしい傷が。ちょっと気になると言えば気になる。
その他は綺麗なものだ。私が新車から9カ月間所有していたカタナ1号より程度がいいかもしれない。(^^;
 
こうしてみるとタンクの傷が本当に残念だ。
新車を購入したら初めてのキズ、初めてのサビを見るととてもショックだ。
カタナを新車で購入しても半年ほどでサビが出てくるのかと思うと、これは買いか。
 
とりあえず、新車か中古か一晩迷うことにする。
 

よし、決定! 今回は中古でいこう。

22日、購入すべく店に行く。
と、カタナの周りに2人の人が..オ~..
どうも帰るところだったらしいが、店の人に聞くと、家人に相談してくると言って帰っていったそうだ。
危ない危ない。
 
早速、手付け金を払っとくことに。あ~、これで私のものだ。
 

赤/銀塗装化計画

タンクのキズが気になる。これは再塗装しかない(^^ゞ
新車ならこんなことは考えられないが、中古だと思うと気が楽かも知れない。
 
カウルは先代カタナの時、立ちゴケして壊したものを埋め込みウィンカーにしたものを持っている。
それを塗装しよう。あとは、シートを探して張り替えれば赤/銀カタナの誕生だ。ただ、先立つものがない。もうちょっと我慢しよう。
 
... 我慢するつもりだったが、翌月には塗装してしまった..
 

フルパワー化計画

デジタル点火をガバナー式点火装置にするユニットが6万5千円で発売されている。これは必須だ。
なにしろ、トルクの谷、回転のばらつきを解消せねば。ただこれも先立つものがない。
とりあえず、ニードルのクリップ位置を一段下げて、ガスを濃くすることも有効であると聞いていたため、納車整備の時にやってもらうようたのんでおいた。
 
あとは、マフラー。もう、市販マフラーに変えて乗るような歳ではないし、フルノーマルのスタイルも気に入っている。フルパワー車の純正マフラーを手に入れたいものだ。
ただし、逆車の新品マフラーは、車検証がなければ購入することができないし、10万円くらいかかってしまう。なんとか中古でもさがしてみよう。
 
... 我慢するつもりだったが、翌月にはフルパワー化してしまった..
 

今度は少し調子の悪いところは自分で直して長く乗って行かなくちゃ...

 

赤/銀に塗装したSUZUKI GSX1100S カタナ

赤/銀に塗装したSUZUKI GSX1100S カタナ

 


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