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こんな入換・・やってはいけない

入換


貨車の入換作業については機関車によって必要な場所まで押し込む方法以外にも突放によるものがある。

突放された貨車は人手によってブレーキをかけるため危険な面もある。
そのため、人が乗っている客車や車両の構造等によっては突放による入換が禁止されている場合がある。

その他にも禁止されていることは多々ある。
例えば、次のような入換作業はやってはいけない。
 

ふたつ

2つの別々の仕訳け線に入れたい貨車をもっていて、2回突放する必要がある時がある。
しかし、2回突放すると、その作業後に移動したいポイントを通過してしまうようなときは、一旦バックする必要がある。
 
こんなとき、1回の突放で別々の仕訳け線に入れるように貨車をふたつ分まとめて突放できれば・・
 
ふたつ・・1

ふたつ・・2

(写真上) 別々の線に入れる貨車をまとめて速度がでるようにちょっと強めに突放

 

ふたつ・・3

(写真上) 途中で貨車に添乗している構内係が2両の間の自動連結器を切る
そして、後方の貨車に軽くブレーキをかけて減速させ、2両の間隔をあける。

 

 ふたつ・・5

(写真上) 先頭の貨車がポイントを通過したら、転轍掛がポイントを転換する
もちろん、2両目の貨車が来るまでに。

ポイントリバー(S形)なんか、1~2秒でポイントが転換できる。
ダルマ形と呼ばれるおもり付きポイントでもなんとか・・
電動のポイントでは無理。

 

ふたつ・・5

(写真上) これで、2両目は別の線に

・・こうすれば一度に別々の線にいれる2両の貨車を一度に突放できる。
ただし、2両めのための進路を構成しないまま突放している。
当然、こんな突放はしてはいけない。
いけない・・
 
イケナイ・・

イケナイ・・

イケナイ??

 

引き逃げ

き逃げ・・の間違いではない。

貨車 – 機関車 – ポイント – 貨車を入れたい線
こんな、順番になっているとき、つまり貨車を機関車の前方の線路に入れたいとき。
 
通常は機関車が別の線路を迂回して貨車の後方に回り込む必要がある。
回り込む線がない場合は手で押さざるを得ない。

試しに、動力車で貨車をけん引する。
(ここではDE10などの大型の機関車ではなく、構内で貨車数量程度がけん引できる小型の動力車)

引き逃げ・・1

(写真上) 十分な速度がついたとき、動力車は一瞬スピードを緩める・・
けん引状態で自連同士が引っ張りあっている状態では自連が切りにくいので。

引き逃げ・・2

(写真上) 自連が切れたら動力車はさらに加速して貨車から離れてポイントを通過する

 

引き逃げ・・3

(写真上) 動力車がポイントを通過したら、転轍掛がポイントを転換する
もちろん、貨車が来るまでに。

 

引き逃げ・・4

(写真上) 動力車後方から来た貨車は動力車とは別の仕訳け線に入る

DE10形などの大きさの機関車では何かあった時に困る。
機関車通過中にポイント転換したら事故の程度も大きくなる。
ほんとにちっちゃい動力車でないと・・
これも、進路を構成しないまま入換をしてることにになる。
というか、引き逃げなんて方法は・・
いけない・・
 
イケナイ・・

イケナイ・・

イケナイ??

 

今は・・イケナイ?

昔も・・イケナイ?

 


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