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ノートPCのHDDをSSDに換装

IDE変換アダプタに装着したmATA SDD


2003年に発売されたデルのB5ノートパソコン「Latitude X300」。

PC Watchというサイトで見てみると

CPUに低電圧版Pentium M 1.20GHz、メモリ640MB、HDD 60GB、IEEE 802.11a/b/g無線LAN、4セルリチウムイオンバッテリ、オプション8セルリチウムイオンバッテリ、Windows XP Professionalを搭載し、専用ポートリプリケータ「メディアベース」およびメディアベース内蔵型DVD+R/RWドライブが付属した構成で341,000円。

となっている。
私が買ったのはHDDが20GBだったので、もう少し安かったのだろうが、バブリーな時代だったようだ・・
DVD+R/RWドライブは壊れて今はない。
ハードディスクも1回壊れて交換しているが、容量は20GBのまま。
 
今となっては使い道がないような低スペックで、APの起動もままならない状態。
・・OSがサービスパックがあたるたびに重くなったから。
 
冬場にコタツの中でマイコンのプログラムを作るときだけにたまに引っ張り出していたが、たまに使うのが災いして溜まっていたOSのアップデートやらウイルスソフトのパターンの更新などでディスクにガリガリアクセスし、1時間経ってもAPが一つも起動できないこともざらにあった。
・・OSとウイルスソフトを動かす専用機。
APが動かせないんだからウイルスなんて入りこむ余地すらないんだけど。
 
最近出先でちょっとした文書の作成とブラウジングができればいいなぁというので引っ張り出してきていた。
Aterm MR04LNを買ってWiFiでネットに繋がるようにし、メモリもこのPCが積めるMaxの1GByte(・・少なっ・・)にしてみたら何とか事足りるような感じ。
 
WindowsXPのサポートが終了し、更新プログラムが無くなったからやっとAPの起動ができる・・
なんという悲惨な状況・・
 
今だと最低価格のノートPCなんかOS込みで25,000円位であるようだ。
ただし、レビューなんか見ているとキーボードがペコペコするとかまぁ、値段なりの様子。
かと言って高いものは使う頻度からしてももったいない。
 
などと考えているとき、外出先でlinuxが使えたら便利なんだけど・・という場面がでてきた。
このPCも以前はWindowsXPとLinuxのデュアルブートとしていた時期もあった。
 
ただし、現時点もディスクは20Gbyteでちょっと不足。
 
ということで、調べて見たが、IDE2.5インチのハードディスクなんてほぼ絶滅状態。
ならば、SSDは。
 
IDEのSSDもあるようだが、IDEの変換パーツとmSATAのSSDを組み合わせた方が安いみたい。
試してみることにした。
 
・・結局、旧式のPCにメモリを追加し、小型のWiFiレシーバを追加し、SSDに換装し・・
 
やはり、安いノートPCを新調した方が結果的には安上がりで、性能も格段にアップ・・
だと思うが、いろいろと試してみたい年頃なんです。
ごちゃごちゃいじるのが趣味なんです。

mSATAのSSDとIDEへの変換パーツ
 

mSATA SSDとIDE変換アダプタ

(写真上) 右は玄人志向 セレクトシリーズ mSATA SSD IDE変換アダプター KRHK-MSATA/I9

左がキングストン SSDNow mS200 Drive SMS200S3/60G。

KRHK-MSATA/I9が2,042円、SMS200S3/60Gが4,634円。
合計6,676円。

良からぬ噂のあったキングストン・・
まぁ、一番安かったので。

 

mSATA SSDとIDE変換アダプタ

(写真上) 2,5インチサイズのアダプター
SSDに比べると非常にでかく感じる。

スティックPCなどどんどん小型化できる時世ですからなぁ。

 

IDE変換アダプタに装着

(写真上) ちょっときつめだった

LATITUDE X300のHDD換装

LATITUDE X300 裏面

(写真上) ひっくり返して裏のネジ(7箇所)を外す

 

キーボードを外す

(写真上) 「Alt」キーのところにある突起をパームレスト側に押し込むとキーボードが外れる

 

パームレストを外す

(写真上) キーボードの下にあるネジ(6箇所)を外す

 

キーボード

(写真上) キーボードのキーの下には結構埃が溜まっていたので掃除しておいた

掃除をすると逆にゴミがスイッチ部分に挟まって調子が悪くなることが往々にしてあるが・・

 

2.5インチHDD

(写真上) ケーブルを外して上部のカバー(パームレスト)を外すとハードディスクが見える

 

HDD - SSD

(写真上) IDE変換アダプター KRHK-MSATA/I9はジャンパーの設定で、マスター、スレーブ、ケーブルセレクトなどが設定できるが、ここではマスターの設定とする

ハードディスク(右)にはマウンターがついているので外して流用。

 

BIOSでの認識

(写真上) BIOSで認識されていることを確認

PowerQuest V2i ProtectorでバックアップしておいたOSをリストアして無事起動できることを確認して終了。
 

SSDの効果は

今回のSSDへの換装はディスク容量の増大もさることながら、動作速度の向上も期待がかかる。
 
で、ざっくり測ってみた。
 
・最初は電源投入からWindowsXPが起動して「ようこそ」画面が表示されるまで。
・次はスタートアップにFirefoxを指定し、ログインIDとパスワードを入力した状態で、「Enter」キーを押してから、Firefoxが起動してその初期画面であるgoogleの画面が開くまで。

の2ステップを計測。
(計測というとかっこいいが、時計の秒針見ながら測っただけですけど。)
 

  HDD SSD
「ようこそ」画面が開くまで 1分10秒 32秒
googleの画面が開くまで 2分40秒 1分10秒

 
何度か測りなおしたけど、バラつきもなくほぼ同じ時間。
 
延べで2分近くかかるが、当初の4分近くかかる状態からはかなりの改善。
 
文書ファイルを作成したりするのにはストレスはない。
ブラウザも有線の100Mで接続している分にはストレスはない。
 
ただ、メモリ1Gbyteはいかんともしがたく、重いサイトを複数のタブで開くと仮想メモリが足りないというダイアログがでる。
 
しかし、ちょっとした場面で使える程度にはなったと思う。
6,676円の投資。良かったかも。
 
いや、もっと投資してたんだった・・
 

さぁ、linux入れて遊ぼう。


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