ファイルサーバや各PCに80G~120Gのディスクを順次追加していき、全数は約20本。その半数以上は24時間回りっぱなしであったが、3年が経過した今年の夏頃からどんどん壊れていった。
CPUのオーバークロックをやってみた
メマシン、セカンドマシンなど組み直してから1年から1年半が経過。
最近ではキャプチャーしたファイルでどのマシンもディスクがほぼ満杯状態。
メインマシンでせっせとキャプチャー、暇を見てはDivXファイル形式に圧縮。
セカンドマシン、サーバマシンはキャプチャーファイルのDivX化マシンとなっている。
という訳で3台のPCは組み立ててから約1年2ヶ月、メモリーリークなどの対策として1~2週間に一度はリブートさせるが、電源が入りっぱなしのままである。
電気代も当然上昇。
すでにおかーちゃんには気づかれているので今更電源を切ることはない..開き直りである(^^ゞ
しかし、DivX化は結構時間がかかる。
買った当時はラインナップの中から中の上程度にランキングされていたCPUも現在ではラインナップには残っているものの、既に主流からは外れている。
たった1年でクロックは1.5倍もあがって、ついに最高3.2GHzの製品が登場。
我が家のメインマシンのCPUは2.26GHzなので、もう1GHzも差がでてしまった。
バイクでさんざん散財しているので新しいCPUを買うお金がない。(^^ゞ
とりあえずオーバークロックで対処することにした。
オーバークロックは極限までのものではなく、1ランク上のCPUを目指しての一発勝負とした。
Aopen AX4G Pro、マザー: Intel 845G
CPU: Intel Pentium4 2.0A GHz
まずは、一番使用頻度が高いセカンドマシン。
一番使用頻度の高いのが「セカンドマシン」と言うのも変なことではあるが、スペック上からみて呼称セカンドマシン、実質メインマシン!
1ランク上のCPUを目指すなら、2.2GHzを目指すのが妥当な線だと思うが、マザー(AOPEN AX4G Pro)のBIOSがAGPとPCIのクロックを66/33MHzに固定できるものであったため、2.3GHzにしてみた。
BIOS画面でこの項目を見たとき...1ランク上のCPUを目指しての一発勝負..という言葉が頭の中から無くなっていた(^^ゞ
ただし、電圧は絶対に上げないぞ?。
本来のスペック | クロックアップ後 | アップ率 |
Intel Pentium4 2.0A GHz | 2.3GHz | 15% |
15%UPなら何ら問題はないのではなかろうか!?・・根拠は・・ない。
ベンチマークで見るとメインマシンのIntel Pentium4 2.26A GHzを上回る値が出た。
ヨシ!
早速TMPGEncでのエンコードをやりながら別ドライブのウイルスチェックをかけ、MediaPlayerでmpgファイルの再生しながらパフォーマンスモニターでCPU、メモリの使用率等をチェック。
CPU使用率は100%、メモリも使い切った感じで動作中。
さらにCPUの温度上昇を見ながら様子をみる。
30~40分経過で異常なし。
問題なく15%UPはできたようだ。
Shuttle SS51G マザー: SiS651
CPU: Pentium4 1.8AG(1.8GHz)
続いては家庭内でサーバとして運用しているマシン。
最近はTMPGEncでのエンコードに大活躍のマシンである。
こちらこそ一発勝負で目標値2.1GHz。
本来のスペック | クロックアップ後 | アップ率 |
Intel Pentium4 1.8A GHz | 2.1GHz | 16% |
ベンチマークでもセカンドマシンであるクロック数2.0GHzのPentium4 2.0A GHzの結果を上回ったようで納得。
負荷試験を少しやって、そのままTMPGEncでのエンコード作業に突入して様子見。
Assist 2000E2 マザーIntel 815E
CPU: Celeron 1.2G
メールとインターネット、それにmpgファイルを見るのが主な役割のおかーちゃん用PC。
我が家では一番低いクロックのCPU。ついでにこれも上げておこう。
ちょっと欲張ってGHzを狙ってみる。
ベンチマークは動作したが、途中でマウス/キーボードが効かなくなったり、不安定な状態となったため1.38GHzに落としてみた。
スーパーパイなど負荷のかかるものを動作させたが問題はなかった。
が、しばらくしておかしいことに気がついた。
音が出ていない!
オンボードのサウンド機能が動いていなかった。
結局、音がでるまでクロックを落としていくと1.32GHzになってしまった。
本来のスペック | クロックアップ後 | アップ率 |
IIntel Celeron 1.2 GHz | 1.32GHz | 10% |
ASUS P4B533-E マザー Intel 845E
CPU: Pentium4 2.26G
通常の使用やキャプチャーがメインとなっており、実質は24時間運転のビデオと同じ?
キャプチャーの合間をみてはDivX化を行っている。
メールなどを見るのにも使っているPC。
いろんな意味での我が家のメインマシン。
キャプチャーはハードウェアエンコードなのでCPUには余力はあるのでメールなどを見るのにも使っているのだが、もしものことを考えるとキャプチャー中はあまりさわりたくはない。
通常使用とキャプチャーが同じというのがやっぱ問題かなぁ。
そろそろメインマシンとセカンドマシンは交代した方がよいかも?
でも、現時点では一応、我が家の最強スペックマシンなので、それなりにアップしてみたかった。
このBIOSもAGPとPCIのクロックが固定できる。
そこで、ちょっと欲を出しセカンドマシンよりちょっと上の16%アップから始めてみた。
通常の動作では問題はなかったが、ベンチマーク、スーパーパイ、TMPGEncでのエンコード、MediaPlayerでmpgファイルの再生という負荷の下、パフォーマンスモニターでCPU、メモリの使用率をチェックするなどさらに負荷をかけていくと・・こけた。
少しずつクロックを下げて問題はないだろうと落ち着いたのが2.6GHz、15%アップであった。
本来のスペック | クロックアップ後 | アップ率 |
Intel Pentium4 2.26A GHz | 2.6GHz | 15% |
グラフィックのベンチマークでは我が家のPCの中でこのPCが一番悪かった。
(おかーちゃん用マシンを除く)
ちなみに、グラボを装着している唯一のマシンなのだが・・
まあ、このグラボはDVI出力のためと割り切ろう。
・・と考えた翌週、訳あってグラボ購入。
全然割り切っていない!?
クロックアップをやってみて・・
メインマシン、セカンドマシン、サーバのクロックのアップ率から見てFSBの変更のみで15%アップならどのボード、CPUでも問題はなく動作するような感じだった。
さらにCPUやメモリの電圧を上げたりするともう少しはアップが期待できそうであるが、寿命を縮める元。
この辺でやめておくのが吉か。
=2004年10月=
クロックアップしてほぼ1年。
元々、サーバに使用しているマシンでもエンコードの性能を確保しようとクロックアップしたのだが、おかーちゃん用のPC(Assist 2000E2)がコンデンサのパンクで故障したのを機にマシンの用途や置き場所を変更、変更の連続となって、何が何やらわからなくなってきた。
そんな、こんなでクロックは元に戻した。
今は、どさくさに紛れて新調したPentium4 3.0GHzのマシンが結構頑張ってエンコードをやっている。