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MP3デコーダIC VS1011E LQFP-48パッケージ

LQFP-48版 VS1911E


MP3デコーダICのVS1011E。


つい先日まで秋月電子でDIP化基板にハンダ付けされていたLQFP-48パッケージが売られていたが、今はなくなっている。
VS1011Eは終息に向かっているのだろうか。
 
Nゲージのレイアウトの制御盤で音を出すようにするのにストックしていたのが3個。
1つはGBUFをGNDにつないだのが原因だと思うが、オシャカに。

VS1011Eのデータシートには記載が無かったように思うが、VS1053bのデータシートには「いかなる場合にもGBUFをグランドに接続してはいけません」とある・・とHP「放課後の電子工作」の「VS1053b 日本語データシート私家版」にあった。
日本語訳・・重宝してます。m(__)m
 
詳しく読まずに、仕組みも知らず、さらには深くも考えずにグランドにつないでた。
そんなシロートですから・・
授業料は650円。安かったほうかも。
 
その後、別の2個のVS1011Eは無事動作し、試作は完了。
 
ソフトは「PICマイコンの基礎」などの著者でもある後閑さんのHPにあるソースを参考にさせてもらった。
 
この中でSPI2の設定のSPI2CON1(MP3_SPICON1)。
「0x003E」ではバリバリと音がするだけ。
「0x8120」だと非常にゆっくりだが再生可能。
最終的に「0x007E」で正常に再生できた。
 
 
ということで現在我が家のNゲージ制御盤用にUARTで制御できるようソフトを改修中であるが、MP3プレーヤーはもう2個ほど欲しい。
LQFP-48のDIP化基板のものは無くなったようだがIC自体はまだある模様。
 

DIP化基板が販売されていないなら

変換基板を買って自分でハンダ付けする
  ↓
  0.5mmピッチの足なのでハンダ付けが面倒そう・・
 
DIP化基板モジュールにハンダ付けされて販売されているVS1053bを使う
  ↓
  価格が850円。VS1011Eより200円アップ。
  それにソフトはどれくらい変更が必要か・・調べるのが面倒!?
 
ピッチが1.27mmのSOIC-28パッケージを使う
  ↓
  LQFP-48よりハンダ付けが簡単
 ソフトを変更しなくても動く・・のではないか!?という安易な気持ちでとりかかれる
 
 

果たして。

SOIC-28パッケージを2つ買ってはみたものの・・動かない
PICkit3でデバッグしてみるとどうやらDREQがHIGHにならないようだ。
基板へのハンダ付けが悪いのか、回路が悪いのか、2つとも動かない。
 
プログラム側もDREQがHIGHにならないのなら・・と、一定時間待ってチェックもせずにモードを設定するコマンドを勝手に送信。
少し待って変更されたかな?とレジスタを読み込んでも0x00となっており変更された気配がない。
モードの初期値は0x00なので読めたのか、読めなかったのか不明。
ならば、ステータスは初期値0x2cから0x28、0x20と変わっていくようなので、これはどうじゃ、と勝手にコマンドを送信。
読み込んだ・・と思っている値は0x00。
 
そもそもSPI通信の設定が悪くてコマンドすら送られていないのか、VS1011E側を壊してしまったのかも切り分けがつかない。
・・一応ソフトはLQFP-48版のものでは動いているので大丈夫・・なはず。

残る選択肢は、

LQFP-48版のVS1011Eを自分でハンダ付けする
VS1053bのDIP化基板モジュールを使う
 
VS1011Eは今となっては結構古い製品。
ただ、今使おうとしている用途には充分。
別にこだわる気はないがソフトの管理からみてもいろんなバージョンを作っていきたくないしなぁ。
 
で、LQFP-48パッケージのVS1011Eと変換基板を買った
ただし、以前、秋月電子で売られていたDIP化基板は四辺の足が2列になっていたが、今回入手できた基板は四辺の足が1列
ICをハンダ付けして試作が完了している基板に挿せばいいという状態にはならない。
 

LQFP-48版 VS1911E

(写真上) ピッチ0.5mmの48ピン

世の中には100ピンを超えるのをハンダ付けしている人もいるようで・・
凄いですなぁ。

私は最初、これを見ただけで萎えて買う気がしませんでしたから・・
でも、買ったからには萎えていないでハンダ付けとフラックス洗浄。

 

LQFP-48版 VS1911E

(写真上) まぁ、ピカッと光るほど綺麗じゃないがくっついていると思う

一応ルーペでブリッジや浮きがないことを確認した・・つもり。

歳のせいもあり、ルーペで見てるとクラクラと。
 

LQFP-48版 VS1911E

(写真上) HPに載っけようと写真をとってみた

この写真はリサイズしたので鮮明度にかけるが、PC上で拡大していくとルーペで見るよりハッキリ見える。
最近のコンパクトなデジカメも凄いもんですなぁ。
ブリッジなどのチェックをルーペでイライラしながら見るより簡単ですわ
 
・・どこか浮いてたりして。

 

LQFP-48版VS1011EとSOIC-28版VS1011E

(写真上)
左:LQFP-48パッケージ
右:SOIC-28パッケージ

 さて、どうなるんでしょう。
動くんでしょうか?それとも、 第三の選択肢VS1053bのDIP化基板モジュール購入とでもなるのでしょうか?

=備忘録として追記=

ちゃんとハンダ付けしたLQFP-48、動きました。

そんで、SOIC-28パッケージの方も動きました。
SOIC-28パッケージの方は、製品の説明書にあった回路図とは一部違う説明書がHPにあったので、そちらに変更したところ動きました。
・・どこが違ったか・・う~ん、忘れた。
・・どこのHPか・・う~ん、忘れた。
備忘録になってない(^^;


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