我が家の階段にこんなモン置いてどうするんじゃ~
アンプ(ケンウッド R-SE7)のボリューム調整ができない・・
昔買ったケンウッドのミニコンポ。
CD、MD、カセットテープデッキなどのセットで買ったのだが、今残っているのはR-SE7というアンプ・チューナー部(レシーバー部)とスピーカーのみ。
パソコンからの音楽を再生するために残しているのだが、リモコンでボリームの調整はできるのだが、本体のダイヤルで調整ができない。
ボチボチ引退か。
そもそも、このミニコンポはいつ頃のだ?と思って調べてみたら1997年発売のものらしい。
ウ~ム、21年物。
まぁ、その部屋のパソコン自体も最近はあまり使わないので、アンプ・スピーカーも不要といえば不要か。
・・と言ってすぐに処分できない貧乏性。
修理できんかい?
症状は。
このアンプのボリュームは左右に回すとどこかで止まるタイプではなく、クルクルといつまでも回るタイプ。
リモコンでのボリームの調整は全く問題はない。
つまり、ボリューム部の不具合と思われる。
回転は少し重い感じがする。
おそらく、軸にグリスが塗ってあるのなら、そのグリスも劣化しているのだろう。
分解
ひとまず、カバーを外してみた。
さほどホコリは積んでいない。
液漏れしているコンデンサが無さそうか、見てみる。
液漏れしているコンデンサがあるなら、さすがに処分したほうがいいほどの時代物だから。
幸か不幸か、コンデンサは大丈夫そう。
フロントの操作パネル部を外す。
ボリュームのダイヤルを引き抜くと、ボリュームを固定している六角ナットがあるのでこれを外す。
後は基盤部を固定しているネジを外せばパネルと基板は外れる。
で、ボリュームはこんな感じで基板にハンダ付けされている。
爪があってそれをドライバーでこじれば上部が外れるような構造のボリュームもあるようだが、これは分解できないようだ。
ならば、部品の交換となるが・・
清掃
ただ、21年物。
部品交換を考えて互換パーツを探すより、まずは接点復活剤でしょう。
これは、車のパーツショップで買ったエレキクリーナーという電気部品の洗浄スプレー。
相当前に買ったものだが・・使い切らん。
で、これをボリュームの軸の部分に吹き付けながら、ボリームを回してみることをしばらく繰り返す。 かなりボリュームが軽く回るようになった。
直ったか?
ボリュームが軽く回るようになったので、しばらくクリーナーが乾くのを待って仮組。
通電して動作確認をしたら、バッチリ直った。
軽くホコリを掃除してショートなどしないようにして組み上げて完了。
しばらくは延命できたようだ。
当然、問題もある
この方法、全く問題がないわけではない。
ボリュームの軸を洗い流しているためグリス分が無くなっているので、今はスムースに回転していても、そのうち回転は鈍くなってボリュームは永くはもたないかも。
また、流れ出たグリス分がついた基盤は一応ふき掃除はしたが、あまり基板にはよくないだろう。
まぁ、新しいアンプなどでボリュームの調子が悪いときはこの方法を試すより、メーカーに相談する方が吉でしょう。
また、コンデンサに液漏れがあったり、細部に掃除しきれないほどのホコリが積んでる年期物はショートする危険があるので処分した方が吉でしょう。
1~2万円のアンプけちって火事になってもねぇ。
と、言いながら自分ではやってる貧乏性。