スーパーエクスプレス・レインボーの牽引機としてデビューしたときはビックリしましたなぁ。双方の実機も何度も見ているが、こりゃええ。でも、実機も各1両ずつなんで増備予定なし。
Nゲージ レールクリーニングカー(TOMIX)

固定式レイアウトを製作中であるが、完成はまだまだ先。
時折試運転を行うのだが、やはり気になるのがレールの汚れ。
TOMIXのレールクリーニングカーについては賛否両論あるようだが、手軽にクリーニングできるのならそれに越したことはない。
ほぼ否定的な意見ならともかく・・賛否両論あるようならばまず自分で試してみないと。
マルチレールクリーニングカー(青)


「カヤ6425」となっていた。
重量47.5t以上(カ級)の車両で、用途は職用車(ヤ)。
形式としては設定のない(6)車両で、2軸ボギー台車(4)。
25番目に製造番号された車両・・って設定ということですな。

車体中央のシルバーのネットの部分は線路上から吸い取ったゴミを貯めるところ。
マルチレールクリーニングカーの一つ目の使い方としては車体下部のクリーニングファンを回転させて線路上のホコリやチリを吸引してこの中に貯めること。
いろんな人のブログやYoutubeの動画を見ていると結構ゴミを吸っているのがわかる。
二つ目の使い方としては、このクリーニングファンをディスクに交換してレールの頭部をふき取ること。
使用してみると・・
レールの敷設が終わったエンドレスの線路で試運転してみた。
牽引機は・・

かなり古い製品である。
嫌な予感がした訳ではないが・・
やっぱ最近購入した新しい機関車は使いたくなかったので・・
線路は最近敷設し、レール自体も塗装。
その塗装をはがしたばかりで、一応クリーナー液をつけて掃除をしていたのだが、塗装もちゃんと剥がし終わってるのかの確認も含めて乾式のクリーニングをしてみることにした。
乾式・・要は回転するディスクに耐水ペーパーが貼り付けてあるもの。
いざ、走行!!
走り始めるとかなりの騒音である。
ただ、スンナリとは走らずギクシャクを繰り返す。
車両の後ろをツンツンと突っつくとなんとなく前に進む感じ。
モーターは回転しているのでちゃんと給電はされているのだろう。
レールのつなぎ目にさしかかると「ジャ、ジャ」と一段と音が大きくなる。
ちなみに、レールはTOMIXのもの。
約10mくらい?のエンドレスを2周くらいさせたら、少しギクシャクも少なくなってきたみたい。
と思ったのも束の間、高回転のモーター音はするものの前に進まなくなった。

クリーニングカーの抵抗が大きすぎて牽引できなかったみたいだ。
何てことしてくれるんだ!! クリーニングカー
ちなみに、チビ電用動力ユニットではクリーニングカーはビクともしなかった。
一つ目の結論
我が家のレイアウトは乾式のクリーニングは禁止!!
二度と使わん!!

現在試運転しているのはメインレイアウトの脚部を周回するエンドレス線路。
両サイドで反対側に回り込むのだが、竣工時にこの部分のレールを磨いたのだが、手が届かなく大変だった。

(製作途中の写真)
計1,680mm。
上弦材や斜材の隙間からレールを掃除するのはほぼ困難。
まぁ、壊さないようにと2~3時間かけて慎重にやれば・・嫌気がさす。
線路に沿って鉄橋の端からウエスを撒いた棒を突っ込んでやれば・・最低でも80cmの棒が必要になり、その先端がレールに押し付けられるように力を入れれば橋が壊れる。
せめて、クリーナー液を浸み込ませたパッドを使う湿式だけでも使えればいいかなぁ、って感じで使うことにした。
この手で掃除しにくい箇所がレイアウト上になかったら、牽引機のギヤが破損した時点でレールクリーニングカーも単なる展示品にしてしまっていたかも。
で、湿式にして運転。

壊れても惜しくない・・ことはないが。
走らせるときはちゃんと車両をみながら、もし、走り出さないとか速度が上がらないときは、すぐにお尻をつっつくとか、停車させるとか注意しながらの運転開始。
これも2~3周ほどさせたが、あとは結構スムーズに走るようになった。
ちなみに、クリーニング液は車両上部の蓋つきの穴から入れるが、結構減りが早い。
そんな時はノズルの先端を少しつぶせばいいらしいが・・ つぶして液量が減ったらノズルを大きくする方法は?
ってなことを考えるとクリーニング液が垂れ流される方がいいかな?
しばらく何日か列車を走らせて、少し集電不良気味になったかなぁというとき、湿式でレイアウトを2~3周させると効果は見られてスムースに走るようになる。
二つ目の結論 (なんで結論を二つも書くのか・・不明)
・乾式のクリーニングは避けた方が無難
・湿式でもレールの汚れがひどくなる前に頻繁にクリーニングするのが吉
・手で楽に掃除できる部分があればまず手で掃除、その後クリーニングカーで手の届かない場所やら仕上げを行う
ってのが良さそう。
注意点としては、ゆっくりとしたスピードでじっくり掃除しながら走らせるより、結構速い速度で何周かさせたほうがいいみたい。
ゆっくりとしたスピードだと意図した低速で走行しているのか、クリーナーの抵抗で牽引機に負荷がかかって低速になっているのかの判断が付かず、牽引機のギヤ、トラクションタイヤへの過負荷を見逃してしまうから。
マルチレールクリーニングカーセット
クリーニングカーにはクリーニングディスクにレールクリーナーを染みさせてレールの頭部をふき取る事の他に、ディスクをファンに交換して線路上のホコリやチリを吸引することもできる。
我が家では今のところレイアウトを製作中であるのでこの機能を使うことはないが、実際に交換してみると、このディスクとファンの交換は頻繁に行っても大丈夫か?と心配になってくる。
なんか、すぐ軸の部分がバカになってくるような気がしないでもない。
ということで、もう一台吸引専用機を配備することにした。
牽引機としてED61形機関車とマルチレールクリーニングカーがセットになった製品。


機能的にはマルチレールクリーニングカー(青)と同じで車体色が赤のバージョン。
ちなみにマルチレールクリーニングカーはスケルトンタイプのものなどいくつかのバリエーションが存在する。
レールクリーニングとしては津川洋行のモップ君というものもあるが、KATOにはなさそう。
やっぱ、TOMIXのやつ、売れてるんだろうか?
鉄道模型のレールクリーニングは永遠の課題ですからなぁ。
レールクリーニングカー

屋根上の黒いパーツはクリーニング液を入れるところの蓋とモーターの回転スイッチ。

湿式で使う場合、前進/後進の向きが決まっている。
車体下部にあるクリーナーの染み出すパーツが前進側になるように。



けん引機関車 ED61
1958年~1959年に18両が製造された直流用電気機関車。
あれ!? 直流機関車っていうと青ってイメージなのだが、赤もあったんか!?
って、気になって調べたら、やっぱ赤はないじゃん。



真横から見ると屋根上のモニターの黒、明り取り窓の淵のシルバー、車体の赤、鎧戸?のシルバー、その間の窓の淵がシルバー、中は黒・・ トイっぽ過ぎる気がしないでもないのだが。

せっかくなら、せめて直流機にある茶色にしてもらえたらレイアウト上で他の客車や貨車をけん引できるのだが。
クリーニングカーが茶色だと地味になりすぎるか?