ローカル線用の客貨兼用蒸気機関車。8620形の速度と9600形の牽引力を兼ね備えた後継機として設計されたこともあり、各地で活躍したようだ。
Nゲージ 8620形機関車(KATO、マイクロエース)
1914年(大正3年)から1929年(昭和4年)にかけて732両もの車両が製造された旅客用機関車。
外観上ではランボードからキャブの裾につながる部分がS字になったもの、浅い乙字になったもの、深い乙字になったものの3種類に分類されるようだ。
(写真上) KATOとマイクロエースから発売されている8620形機関車。
KATO 2028-1 8620(東北仕様)
しばらく鉄道模型から離れていた時期に発売されたもののようで、中古のものを購入してみた。
昔と違って、オークションやら中古取扱店で入手ができるのはありがたいが、店舗でもなかなか在庫がある店頭までいって状態を確認するのが難しいのが難点。
(写真上) デフ付きの東北仕様。
プロトタイプは、昭和40年代に花輪線・五能線で活躍したもののようだ。
(写真上) 9600同様にテンダーのリベットが目立つ。
いかにも古い世代の機関車らしい。
冬場の東北には欠かせないであろうスノープロウもついている。
(写真上) ヘッドライトはシールドビーム化されたものがついている。
花輪線の三重連の写真を見るとたしかにシールドビームである。
・・が、似合わないなぁ・・
まぁ、好みの問題なんだけど。
(写真上) 公式側
キャブ屋根は延長されて、テンダーまでかかっている。
(写真上) 非公式側
(写真上) 重連運転が再現できるように重連用アーノルドカプラー/ナックルカプラーも付属しているが、さて、2両目、3両目が入手できるかどうか。
マイクロエース A6102 8620形 デフなし 箱型テンダー
こちらも中古販売店の通販サイトで買ったもの。
オークションと違って一点ごとに詳細な写真が載ってはいないので、買うのは一か八か。
・・前梁のポールが片方なかった。
・・まぁいわゆる駿河屋ガチャですなぁ。
(写真上) デフなしで、箱型テンダー。
好みとしては、デフなしでKATOのもののようにリベットがいっぱい打ってあるテンダー。
なかなか難しいもんですなぁ。
ちなみに、マイクロエースのA6101はデフ付きの8620のようだ。
(写真上) キャブ下のカーブはKATOのものと同じ形状であるが、キャブ下のいろんなものが再現されているKATOのものに比べたらあっさりと・・省略されている。
この角度で見ると、従輪の部品がなくなったんじゃないかと思うくらい。
(写真上) 公式側
キャブの屋根は延長されていない。
(写真上) テンダーには増炭の囲いがある。